2016年7月5日の東京株式市場は小幅に7日ぶりに反落しました。
終値は106円47銭(0.67%)安の1万5669円33銭でした。
特に大きな材料はなく、週末の雇用統計発表をひかえ
様子見ムードが広がるなか、目先の利益を確定する動きになりました。
材料はないというものの、本当に気になる動きはここからです。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は独立記念日で休場でした。
日本市場は6日に渡る上昇の末、目先の利益を確定する動きになりました。
6日の上げ幅を800円を超えており、
利益確定のタイミングにきていたと予想されていました。
一時1ドル101円まで進んだ円高の流れも
下げを呼び込み、下げ幅は170円まで達しましたが、
大きく売られる要因もなく、下げ幅は縮められて引けました。
テクニカル的には6日続伸したとはいうものの
形としては6/30をスタートとする4営業日に渡る持ち合いを形成しています。
上・下ヒゲを持つ小陰線を形成、テクニカルの形としては
一回調整に入る形になってきました。
ここからの観察ポイントは、この形で調整に入ったところで、
暴落の安値まで再び下げるのか、途中で切り返すのかです。
安値を切り下げる要因は今のところ見当たりませんが、
米国経済の動向や欧州の動きによっては大きな変動も挟む可能性があります。
安値を切り上げる動きになってくると
BREXITの影響から離れながら、新たなトレンドを作ることでしょう。
気になるのは今年最低を記録した前日よりもさらに下回った商いの方です。
薄商いでは盛り上がるものも盛り上がらないですね。
持ち合いから上か下、どちらに 跳ねるか
明日からが注目です。
東証1部の売買代金は概算で1兆5773億円、
売買高は15億7847万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1102、
値上がりは726、変わらずは139銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均: 15,669.33 -106.47 -0.67%
NYダウ(ドル):17,949.37 +19.38 +0.10%
ドル(円): 101.69-70 -1.01円高 -0.98%
ユーロ(円): 113.34-38 -0.88円高 -0.77%