2016年7月20日の東京株式市場は7日ぶりに反落しました。
終値は41円42銭(0.25%)安の1万6681円89銭でした。
6日の続伸で1,616円の上昇幅を見せた後、
短期の過熱感が出ることで利益確定の動きになりました。
まさかこの上昇がずっと続くとは思ってなかったですね?
上げ幅は一時170円に達していますが、
下値ではまたしっかり押し目買い、任天堂以外は商いも閑散となりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
米国市場は小幅な上昇と反落のまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は8日続伸して、
前営業日比25ドル96セント(0.1%)高の1万8559ドル01セント、
ナスダック総合株価指数は反落して、
前営業日比19.410ポイント(0.4%)安の5036.373ポイントで取引を終えました。
主要企業への業績期待を背景に
ダウ工業株30種平均は6日連続で過去最高値を更新しました。
しかし、上げ幅には陰りが見え始め、
連日の史上最高値を更新する上昇が一服することを示しています。
日本市場は6日で10%の上昇を続けた結果、
朝方から利益確定の売りが優勢でした。
-77円で寄り付いた後は、下げ幅を拡大、169円までの
下げを演出しました。
下値では政策期待や、利益確定で増加した資金を別のセクターに回して買っていく
セクターローテーションにより内需株に買いが集まりました。
内需株がしっかりすることで下げ幅は縮小、41円安で引けました。
大きな下落というよりは、次の飛躍のための準備をしている雰囲気です。
テクニカル的には前日のローソク足がボリンジャーバンドの+2σを飛び出し、
短期的な過熱感が意識されてから、本日は+2σに股がる下げになりました。
下ヒゲの長い陽線を形成することから、下げの圧力は強くなく、
調整が終わると再び反転して上昇継続になる形です。
ここからは決算発表を控えていることから、
業績への期待を含め個別銘柄への物色が強くなりそうです。
円安が一服していることから、再び円高の影響を受けにくい内需株に注目が集まります。
保有している内需銘柄には利益が乗ってきましたが、
ニュースで揺れやすくなる相場なので、しっかりチェックしながら
利益の確保につとめましょう。
個別銘柄では、日本上陸の延期報道があった任天堂が大きく下落、
関連銘柄にも売りは広がっています。
こちらも一回下げて反転するときに次のトレードを実行することで
対処することができます。
■各市場の動き
日経平均: 16,681.89 -41.42 -0.25%
NYダウ(ドル):18,559.01 +25.96 +0.14%
ドル(円): 106.16-17 +0.21円安 +0.19%
ユーロ(円): 116.64-68 -0.53円高 -0.45%