2016年9月6日の東京株式市場は続伸しました。
終値は44円35銭(0.26%)高い1万7081円98銭でした。
前日に節目となる1万7,000円を上回ったことで
利益確定を優先する動きも午前中には見られましたが、
午後に入って為替市場で再び円安が進むと
買いが広がりました。
前日の終値を挟んだ薄商いの中、拮抗が続いたことで
短い調整を挟む可能性が出てきました。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場はレーバー・デーの祝日で休場でした。
市場は休場でしたが、今週の動きを予想してみましょう。
先週末の雇用統計というイベントは市場予想を下回る結果、
しかし、労働市場が好調な状態であることに変わりはなく、
年内の追加利上げ先見通しは後退していません。
それを受けると同時に、株式市場の全指標が高値止まりをしていることから、
上値は重く押さえられる展開が予想されます。
日本市場は 前日の為替市場が円安に振れること以外
明確な材料になることはなく、前日の終値を挟んでのスタートとなりました。
前日に節目となる1万7,000円台を突破した反動から
利益確定が進み、
また為替市場の円安が一服すると、マイナスに沈む場面もありましたが、
下落の材料も見当たらない中、
前場は36円64銭(0.22%)高の1万7074円27銭で取引を終えました。
午後も力強く押し上げる場面は見られず、
前場の終値を挟んで小さな動きで本日の取引を終えました。
テクニカル的には前日の陰線に包まれる上下ヒゲ付き小陽線を形成、
迷いが生じている様子ですが、ボリンジャーバンド上では
+2σと+1σの間で押し上げるように上昇するバンドウォークが継続
1万7,000円台を維持しながら引けました。
テクニカル的にはこの下値を切り下げて調整に入ると、
前週抜け出した三角持ち合いの上辺、1万6,750円付近が
下げの確認ポイントになります。
前日は「仕込みを進めてきた大型・輸出株が動き出して、
報われるタイミングに入りつつあります。」と解説。
市場ではその通りの動きで、割安で物色されてきた輸出・大型への資金シフトが止まり、
個別の銘柄を物色するところに流れています。
一回調整が入ってきてもおかしくないタイミングなので、
前日に引き続き、新たな仕込みよりは利益の管理と最大化に注力します。
最近の回復基調を反映して、目覚め始めた証券系には
引き続き注目です。
東証1部の売買代金は概算で1兆6249億円、
連日で2兆円を下回り、低調な商いが続いています。
売買高は15億4267万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1561、
値下がりは311、変わらずは101銘柄でした。
■各市場の動き
主な市場指標 世界の市況一覧
日経平均(円):17,081.98 +44.35 +0.26%
NYダウ(ドル):18,491.96 +72.66 +0.39%
ドル(円): 103.61-62 +0.26円安 +0.25%
ユーロ(円): 115.51-55 ±0.00 ±0.00%