2016年1月26日の東京株式市場は大幅に反落しました。
終値は前営業日比402円1銭(2.35%)安の1万6708円90銭でした。
この局面では当然ある乱高下なのでそこまで驚くことではありません。
原油市場が再び下落に転じた上に、中国市場も下値を探る展開で
上昇の材料が見当たらない、そもそも参加者もまばらな状態で
大きく反落してきました。
次の戦略を含めて詳しい解説を本文で御伝えするので、
最後まで読んでください。
前日の米国市場は大幅な下落になりました。
ダウ工業株30種平均は大幅な下落で、
前営業日比208ドル29セント(1.3%)安の1万5885ドル22セント、
ナスダック総合株価指数も大きく反落して 、
前営業日比72.689ポイント(1.6%)安の4518.491ポイントで取引を終えました。
新規の買い材料が見当たらない中、
WTIが再び下落に転じることで、原油市場の動きで改善されていた
投資家心理が冷え、売りが先行しました。
回復基調にあった石油関連株に再び売りが集まりました。
日本市場は原油安による米国市場の下落で売りが先行して始まりました。
為替市場の円高が進むと売りが続き、上昇の材料はどこにも見当たらない中、
アジア市場も総じて軟調な動きになることで、
(上海総合指数は前営業日比188.7295安、
ソウルの総合株価指数も21.74安など)
大きく下げ-402円で引けました。
22日の 941円上昇21日を底に作りながら
流れを変えることが期待されましたが、前日伝えた通り、
一方的な上げにはなりにくく、外部環境によって乱高下する
神経質な相場になっています。
懸念材料は決算発表の本格化と共に、予定されているアップルの決算が
いかなる内容になるかです。iPhoneの失速がすでに織り込まれることで
iPhone関連銘柄の下落が目立ちましたが、時価総額1位の企業による
決算発表結果によっては、下げトレンドに拍車をかける恐れがあります。
当分はこの動きが続くとみられるので、
個別に材料がでている銘柄が引き続き物色されていくこととみられます。
乱高下の際にいつも注目されるディフェンシブセクターも注目に値するでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1124億円、
今年の最低記録になりました。
売買高は21億5729万株、
東証1部の値上がり銘柄数は148銘柄、
値下がり銘柄数は1759、変わらずは28でした。
■各市場の動き
日経平均: 16,708.90 -402.01 -2.35%
NYダウ(ドル):15,885.22 -208.29 -1.29%
ドル(円):117.88-90 -0.68円高 -0.57%
ユーロ(円):127.94-98 -0.27円高 -0.21%