2016年2月16日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比31円85銭(0.20%)高の1万6054円43銭でした。
前日に引き続き為替市場では円高基調が一服してから
円安に流れ、114円台まで伸びると輸出産業の業績改善期待より
上昇してきました。
引けにかけては急速に引き締まってきたことで、
トレンドの継続には疑問を持たざるを得ない環境です。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場はプレジデンツ・デーの祝日のため休場でした。
日本市場は欧州市場が堅調な動きになったこと
(英FTSE100 は+116.68(2.04%)の5,824.28、
独DAXは+239.33(2.67%)の9,206.84で終了)に加えて、
円高基調一服後の円安傾向が続き、輸出産業を中心に買いが先行しました。
アジア市場でハンセンが+322.75(1.71%)上場するなど、
市場全体のモメンタムがついてくると、
上昇幅は200円を超える場面もありました。
しかし、前日の大幅な上昇に加えて、本日も200円以上の上昇が確認されると
引けにかけて短期の利益を確定する動きが広がりました。
急速に引き締まった動きから長い上ヒゲ付きの陽線を形成、
形は上昇のローソクになりました。
前日は「2月1日から12までの下げ幅を100とした場合、
本日の上昇で一気に61.8%まで戻し、
次の確認ポイントは半値戻しになる164,000円付近になります。」と解説しました。
本日の高値は16,341円でやはり164,000円付近は意識されやすくなっています。
2日間の上場があったので明日は足元を固めるための
調整になる可能生が高いので
短期で買うと決めたものはしっかり観察して
利益確定のタイミングを逃さないでください。
■各市場の動き
日経平均:16,054.43 +31.85 +0.20%
NYダウ(ドル):15,973.84 +313.66 +2.00%
ドル(円):114.55-56 +0.79円安 +0.69%
ユーロ(円):127.78-80 +0.26円安 +0.20%
ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。