2016年3月7日の東京株式市場は5日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比103円46銭(0.61%)安の1万6911円32銭でした。
先週末まで節目となる1万7,000円台を達成する上昇で、
達成感から利益確定の売りがでたことや、
為替市場で進んだ円高の動きが主力株を中心に動きを鈍らせました。
また上がるために必要な当然の動きなので、慌てずに
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は小幅な続伸となりました。
ダウ工業株30種平均は3日続伸して、
前営業日比62ドル87セント(0.4%)高の1万7006ドル77セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比9.598ポイント(0.2%)高の4717.021で取引を終えました。
米労働省が 発表した2月の米雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことで
(非農業部門の雇用者数が前月から市場予想19万人増から24万2000人増えた。)
米景気の先行きに対する 警戒が和らいぎ買いが進みました。
日本市場は先週末までに今年初となる4日続伸などの上昇で
節目となる1万7,000円台を達成し、
達成感から利益確定の売りがでました。
朝方は前営業日より10円高く始まりましたが
買いが続かず、為替市場で進んだ円高の動きが主力株を中心に動きを鈍らせました。
-103円で本日の取引を終え、1万7,000円を再び割り込みましたが、
本日の動きはまだ本格的な下落とは言えない動きです。
ここから反転して安値を切り下げると一回大きな下げになる可能性もあります。
テクニカル的にはボリンジャーバンドの1σを目の前にして止まり、
下ひげ付きの陰線を形成しました。
短い時間の2月12日から3月4日までの上昇幅で
フィボナッチを計算すると、61.8%まで押す場合は、
1万6,295円付近です。ここまで押して切り返すと
本格的なトレンドになる可能性もあります。
短期で買いを入れた銘柄には利益確定のサインが出ているので、
丁寧に確定しながら進んで行きましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1722億円、
売買高は22億1694万株でした。ほとんど商いがないですね。
東証1部の値下がり銘柄数は1000、
値上がり銘柄数は835、変わらずは108でした。
■各市場の動き
日経平均:16,911.32 -103.46 -0.61%
NYダウ(ドル):17,006.77 +62.87 +0.37%
ドル(円):113.64-66 -0.23円高 -0.20%
ユーロ(円):124.93-96 +0.24円安 +0.19%