2016年3月15日の東京株式市場は4日ぶりに反落しました。
終値は294円88銭(1.74%)高の1万7233円75銭でした。
前日までの3営業日で600円をあげてきたことで、
2月2日以来1カ月半ぶりの高値をつけた動きの反動から
利益確定の売りが出ました。
しかし、2.1兆円の売買代金からわかるように市場には参加者自体が
少なく、様子見ムードが強いそうということが伺えます。
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は上昇になりました。
ダウ工業株30種平均は上昇して、
前営業日比15ドル82セント(0.1%)高の1万7229ドル13セント、
ナスダック総合株価指数もわずかながら上昇して、
前営業日比1.814ポイント(0.0%)高の4750.280ポイントで取引を終えました。
原油先物相場が下落しましたが、
上昇ムードが強くなっている直近のムードを反映して
小幅の上昇になりました。
上昇にはなったものの、米国市場もFOMCの前で
様子見ムードが強いと言えます。
日本市場は前営業日までの3日で600円近くあげてきたことや、
米国市場の様子見ムードを反映して、売りが先行して始まりました。
日銀が市場の予想通り、金融政策の現状維持を決めましたが
不動産など先に資金がまわっていた領域に売りが出て
指数を押し下げました。
しかし、3回目のバズーカも見事に外れるほど、カンフル剤の効き目が
弱まっていることを考慮すると、特段の措置が出ない限りは
市場の反応は限られるか、一時的な反応で終わる可能性が高いです。
下げ幅を200円まで広げる場面もありましたが、
下値ではしっかり、少し戻して終わっています。
一気に上がることは期待することが難しい現状なので、
出るべくして出た動きなので、大きな動揺はせずに
ロスカットのサインが出ない限りは持っているものを
しっかり保持して利益を伸ばしていきましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1123億円、
売買高は20億9325万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は947、
値上がり銘柄数は843、変わらずは152でした。
■各市場の動き
日経平均:17,117.07 -116.68 -0.68%
NYダウ(ドル):17,229.13 +15.82 +0.09%
ドル(円):113.04-06 -0.72円高 -0.63%
ユーロ(円):125.60-62 -1.13円高 -0.89%