2016年4月12日の東京株式市場は反発しました。
終値は177円66銭(1.13%)高の1万5928円79銭でした。
為替市場で続いてきた、円高基調が一服し、
108円台で推移したことを受け、輸出・大型関連を中心に上昇してきました。
株価の動きを表すテクニカル分析では重要な動きになってきたので、
本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は小幅の反落になって、
前営業日比20ドル55セント(0.1%)安の1万7556ドル41セント、
ナスダック総合株価指数も小幅反落して
前営業日比17.290ポイント(0.4%)安の4833.399で取引を終えました。
WTIが節目の40ドル台を回復することで、
原油・資源関連株に買いが向かいましたが、
決算発表を控えて、同業種の業績に対する懸念から
持ち高を調整する売りも出ることで小幅の下落になりました。
米国の動きは冴えない動きなり、日本市場はその流れを引き継ぎ
売りが先行して始まりました。
前日の終値より小幅の下落で始まりましたが、
為替市場が円安方向に振れたことで買いが進みました。
徐々に上げ幅を拡大した日経は直近の節目になっている
1万6,000円代近くまで進んだあとは少し落ち着いて引けました。
また直近の持ち合い相場の中で、下値が堅いことが確認され、
戻りを期待する買いが入り安い雰囲気もありました。
テクニカル的には4/5に1万6,000円代を割り込んでから
横ばいの動きが続き、本日はその横ばいを抜けることに挑戦する動きになりました。
上下短ヒゲ付きの中陽線を形成、直近の中では力強い動きになってきました。
上値では相変わらず1万6,000円代で壁にぶつかり下がってきていますが、
明日は高値を抜けながら壁を突破すると2/12の安値を切り上げる動きが成立します。
その動きになると当分は戻りを試す動きになりますので、
25日移動平均線までは狙ってみてもいい位置です。
4営業日後には一目の先行スパーン1で作られた下くも1万6,243円が構えているので、
ここまで戻しては一回下げる動きになる可能性があることを念頭に入れてください。
東証1部の売買代金は概算で2兆848億円、
売買高は21億3832万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1331、値下がりは515、変わらずは105銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均:15,928.79 +177.66 +1.13%
NYダウ(ドル):17,556.41 -20.55 -0.11%
ドル(円):108.34-35 +0.29円安 +0.26%
ユーロ(円):123.61-65 +0.68円安 +0.55%