2015年1月23日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前日比182円73銭(1.05%)高の1万7511円75銭でした。
欧州中央銀行(ECB) の量的緩和決定を受けて、
世界的に株式市場の上昇が続き、日本もその動きを受け継ぎました。
量的緩和決定を受け、米国市場もお祭騒ぎで上昇。
ダウ工業株30種平均は前日比259ドル70セント(1.5%)高の
1万7813ドル98セント、
ナスダック総合株価指数は同82.976ポイント(1.8%)高の4750.397で
取引を終えました。
量的緩和決定に加えて主要企業が発表した四半期決算も材料になって
大幅な上昇になりました。
日本株も政策に対する不透明感がなくなったことで、
米国株の流れを引き継ぎ、上昇で始まりました。
投資家心理が大幅に改善されることで
リスクオンのサインが点灯して、買いが入りましたが、
上げ幅が思ったほど大きくないのは、
①量的緩和の見通しがある程度見込まれ、すでに市場に織り込まれていること、
②節目である17,500円台を回復すると達成感から利益確定が出た、
ことが要因として分析できます。
注目されたイベントが市場に良好な方向に働くものなので、
日本市場も当分はあげていくトレンドの継続だと
判断して問題ないでしょう。
週明けからは主要銘柄にも買いが入ると思うので、
大型輸出銘柄とサインの出る小型株をミックスしながら
ポートフォリオを組んで行きましょう。
テクニカル的には2013年5月から形成される
大きな上昇パーティションの中で上昇継続、
早期に下値を作って切り返すことで、
2014年10月を始点とする新たな上昇パーティションが形成されています。
(添付のチャート分析画像を参照してください)
東証1部の売買代金は概算で2兆1237億円、
売買高は20億8434万株で今年最低だった昨日より増えております。
東証1部の値上がり銘柄数は1321で全体の7割、値下がりは431、
変わらずは110でした。
今週もお疲れ様でした。
寒い天気に気をつけて来週も元気な姿お会いしましょう。
■各市場の動き
日経:17,511.75 +182.73 23日
NYダウ(ドル): 17,813.98 +259.70 22日
ドル/円:118.27 - .30 +0.28円安 23日