2015年3月6日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前日比219円16銭(1.17%)高の1万8971円でした。
雇用統計など重要なイベントをひかえており、もみ合う展開が予想されましたが、
前日の欧米株高や海外勢の先物買いが継続することを反映して
投資家心理がリスクオンに変わってきました。
前営業日の米高株式市場は小幅ではありますが、反発しました。
NYダウ30種平均は前日比38ドル82セント(0.2%)高の
1万8135ドル72セント、
ナスダック総合指数も反発して
15.668ポイント(0.3%)高の4982.809で取引を終えました。
欧州相場の上昇を受け買いが優勢でしたが、
高値圏で推移していることから、上値は重く抑えられる相場でした。
日本市場は欧米株式の上昇を受けて投資家心理が改善、
買いが先行して始まりました。
前場中には15年ぶりとなる214円高の1万8965円まで上昇、
1万9,000円台が目前に迫ってきました。
午後からは雇用統計を控えての様子見と利益確定で
上値の重い展開になりましたが、
下値は固く、高値圏で維持して本日の高値付近で引けを迎えました。
1万8,900円台を回復するのは15年ぶりです。
重要イベントを控えて持ち合いの週間を予想しましたが、
最後の方で大きく上昇、来週からの動きに期待をもたせてくれる展開になりました。
東証1部の売買代金は概算で2兆5530億円
売買高は21億2844万株で、商いも2週間ぶりの高水準でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1166、
値下がりは549、変わらずは147でした。
テクニカルの週足では下ひげの長い陽線を形成しながら、
高値圏から一段と上に離れる上放れを演出、
幅のある調整を待っている投資家には
参入のタイミングが非常に難しい展開になっています。
詳しくは添付(ホームページ)のチャートを参照してください。
本日の雇用統計結果次第でNYの動きがきまると、
来週から1万9,000円台を固め、支えにしながら
2万円を目指す動きになるのではないでしょうか。
しかし、これだけの上昇をみせるということは
雇用統計が市場予想を超えるとみている見方が強いということですが、
結果はどうでしょうか。
今夜が楽しみですね。
今週もお疲れ様でした。
ゆっくり休んで元気な姿で再会しましょう。
ちなみにジョンは今週末に来日し、
2日間で多くの個人投資家に出会います。
楽しいセミナーにしたいですね。
では、また来週!
■各市場の動き
日経: 18,971.00 +219.16 6日
NYダウ(ドル) : 18,135.72 +38.82 5日
ドル/円: 120.09 – .12 +0.30円安 6日