2015年3月9日の東京株式市場は反落しました。
終値は前週末比180円45銭(0.95%)安の1万8790円55銭でした。
高値圏で維持していることや、雇用統計の結果を受け、
急落した米国市場の流れを受け、反落しました。
前営業日の米高株式市場は大幅な下落。
NYダウ30種平均は前日比278ドル94セント(1.5%)安の
1万7856ドル78セント、
ナスダック総合指数も大きく下落して
55.439ポイント(1.1%)安の4927.370で取引を終えました。
米雇用情勢が市場予想を大きく上ったことで、
利上げが実施される可能性が意識され、
企業業績に対する影響が懸念された結果
目先の利益を確定する動きが広がりました。
日本市場は米國株式の軟調な動きを受けて
上昇の明確な材料が不足する中、下げて始まり、
急激な下げをみせました。
一時230円以上の下落まで進んだ後は
為替市場で円安が進むことで下落幅を縮める場面もありましたが、
引けにかけてふたたち下げて終わりました。
市場の雰囲気にしろ、テクニカル的な位置から考えても
一服して再度あげていく展開があってもおかしくはないところです。
今週はこのような調整が続いた後、
後半にかけて持ち直す展開が続くと予想することができます。
利益確定のポイントに到達した銘柄に関しては
おとなしく確保した後、
新規の仕掛けは少し落ち着いてからでもいいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1949億円、
売買高は17億9771万株で先週よりかなり細くなっています。
東証1部の値下がり銘柄数は1075、
値上がり銘柄数は652、変わらずは136でした。
テクニカル的には下ひげの長い陰線を形成、
ひげのさきには転換線があり、
先週に引き続き、転換線が支えになっています。
一回転換線を割って入って来る動きを見せた後は
それが抵抗に変わらず再びあげてくる展開になると、
むしろあげやすくなるのではないかと判断します。
■各市場の動き
日経: 18,790.55 -180.45 9日
NYダウ(ドル): 17,856.78 -278.94 6日
ドル/円: 120.93 – .94 +0.83円安 9日