2015年3月11日の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比58円41銭(0.31%)高の1万8723円52銭でした。
米国市場の大幅な下落で下げて始まりましたが、
年金基金による買支えが期待され、上昇して終わりました。
日経の底が固い現状を見せつける相場でした。
前営業日の米高株式市場は大幅な下落。
NYダウ30種平均は今年最大の下げ幅で前日比332ドル78セント(1.8%)安の1万7662ドル94セント、
ナスダック総合指数も大幅に下落して
前日比82.643ポイント(1.7%)安の4859.795で取引を終えました。
前週末に大きく下落しその自立反発が出ました。
円やユーロに対してドル高が進み、
企業業績に対する懸念が広がり、売りが売りを呼ぶ形になりました。
日本市場は米國株式の下落を引き継ぎ、売りが先行して始まりました。
80円代まで下げて底を作ったあとは、
年金基金による買いが期待され、少しずつ値を戻しました。
午後に入ると一段高となり、上げ幅が180円を超える場面も見られましたが、
引けにかけて引き締まりました。
東証1部の売買代金は概算で2兆2610億円、
売買高は19億2659万株で再び減少しました。
東証1部の値上がり銘柄数は939、値下がりは778、
変わらずは147でした。
テクニカル的には上髭の長い陽線で、支えになっていた転換線を割ってからは
抵抗に変わりつつあるのがわかります。
フィボナッチではまだ78.6%のところまでは降りてきてないことで
本格的な調整に入っているというより持ち合い中という見方が妥当でしょう。
転換線が逆転しているこの状況でもたもたすることで、
持ち合いが長引く可能性もある形ですね。
■各市場の動き
日経: 18,723.52 +58.41 11日
NYダウ(ドル) : 17,662.94 -332.78 10日
ドル/円: 121.22 – .24 -0.56円高 11日