2015年4月21日の
東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前日比274円60銭(1.40%)高の1万9909円09銭でした。
中国人民銀行が金融緩和を発表したことを好感して
欧州・米國市場が軒並み上昇したことや、
テクニカル的にも反発しやすい位置にあったことで、
1週間ぶりに1万9,000円台に再び乗せてきました。
前日の米国株式市場は大きな反発になりました。
NYダウ30種平均は大きく反発、
前週末比208ドル63セント(1.2%)高の
1万8034ドル93セント、
ナスダック総合指数も反発して
前日比62.787ポイント(1.3%)高の4994.602で取引を終えました。
ダウの上げ幅は3月30日以来3週間ぶりの大きさで、
変動性が高くなっています。
中国人民銀行が預金準備率の引き下げという
金融緩和を発表したことを好感して欧州・米国市場とも
大きく上昇しました。
ダウの動きはテクニカル的に変動性が高まりながら
パターンでは二等辺三角形を形成中です。
煮詰まった先はどちらかにブレイクしやすいが、
このパターンの場合は、上か下かの予測が難しいのが特徴です。
下にぬけるとしばらくは調整が入り、
そのまま夏バテ相場になるため、
今年中盤までは調整が続く可能性も高いと判断できます。
(添付のチャートを参照してください)
日本市場は軒並み上昇したな欧米市場の影響で、
世界金融市場に対する不安感が後退、
買い安心感が広がりました。
アジア市場が総じて堅調だったことも加えて、
引けにかけて上げ幅を拡大、力強い伸びで引けました。
自動車・電機株を始め、市場をリードする主力株が上昇したことで
市場全体が盛り上がりました。
節目になるところでの反発ですが、
明日も今日の高値をぬけて上昇するかで
上昇相場への戻り、終値での2万円台達成が期待されます。
テクニカル的には基準線に支えられて反発した形で、
フィボナッチ分析でみると
78.6%の前で切り返すことで、トレンドが強いことを表しています。
RSIなどのオシレーター系の指標もまだ70に達してない状態で
過熱感はなし、明日以降の上昇で来週までには
終値での2万円台突破を期待します。
東証1部の売買代金は概算で2兆5776億円、
売買高は22億9819万株で商いも活発になりつつあります。
東証1部の値上がり銘柄数は 1300(全銘柄の約7割)、
値下がりは447銘柄、変わらずは134銘柄でした。
■各市場の動き
日経: 19,909.09 +274.60 21日
NYダウ(ドル) : 18,034.93 +208.63 20日
ドル/円: 119.46 – .48 +0.76円安 21日