2015年5月13日日経概況
東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前日比139円88銭(0.71%)高の1万9764円72銭でした。
2週間ぶりの高値で、1万9,700円台を回復してきました。
前日の米国市場が安くなったことで
前日の終値を挟んでの小さい動きに終始しましたが、
後場に入って先物に大口の買いが入ってくると、
先物主導であげに転じてから上昇して引けました。
前日の米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均が続落で、
終値は前日比36ドル94セント(0.2%)安の1万8068ドル23セント、
ナスダック総合指数も続落して
前日比17.384ポイント(0.3%)安の4976.189で取引を終えました。
ドイツなど欧州国債相場の下落で米国長期金利が急速に上昇、
上昇による 資金調達コスト増が米景気の妨げになるとの
見方で株式市場に売りが広がりました。
ダウ平均は180ドル下げ幅を広げる場面もありましたが、
長期金利の上昇が一服することを受け、下げ幅を縮小させました。
日本市場は冴えない米国市場の動きを引き継ぎ、
方向感のない動きで始まり、昨日の終値を挟んで
小幅の動きが続きました。
後場に入ってからも小さい動きが続きましたが、
先物に大量の買いが入っていることをきっかけに
現物株の方にも波及し、あげに転じました。
明確な上昇材料は見当たりませんが、
ギャップ埋めを脱して、再び上昇モードにはいりました。
最近の解説に引き続き、当面は大型・主力株を中心に節目を迎え
トレンド転換してくる銘柄を中心に手がける戦略で
行くのが有効でしょう。
一つ注意点を付け加えておくと
影響範囲が見定まったないので、
間違っても「そろそろいいんじゃない?」という軽い気持ちで
東芝株に手を出すことだけはさけてください。
テクニカル的には力のある陽線を形成しながら、
25日線を突破、デッドクロス目前だった
転換線と基準線が接する時点で反発なので、
明日からも引き続き上昇の見方でいっていいですね。
東証1部の売買代金は概算で2兆9213億円、
売買高は27億9159万株で商いは十分、
東証1部の値上がり銘柄数は869、値下がりは880、
変わらずは133でした。
■各市場の動き
日経: 19,764.72 +139.88 13日
NYダウ(ドル): 18,068.23 -36.94 12日
ドル/円: 119.87 – .90 -0.15円高 13日