2015年5月15日の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比162円68銭(0.8%)高の1万9732円92銭でした。
金融緩和を必要な限り継続すると欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が
発言したことを受け、ドイツの株式市場が大幅上昇するなど
欧米市場が上昇したことを受け、日本市場にも買いが波及しました。
前日の米国市場は大幅に上昇しました。
ダウ工業株30種平均が大幅反発で、
終値は前日比191ドル75セント(1.1%)高の1万8252ドル24セント、
ナスダック総合指数は続伸して
前日比69.104ポイント(1.4%)高の5050.795で取引を終えました。
14日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は
量的緩和策について、「インフレ目標を達成するまで必要な限り継続する」と
発言することで、ドイツの株式市場が大幅に上昇しました。
米高市場もその動きを受け、投資家心理が改善、
買いが広がりました。
日本市場は前日の欧米市場が総じて上昇したことを受け、
投資家心理が改善、上昇して始まりました。
中国株に売りが広がり、下落したことを受け、
後場に入っては上値を抑えられる場面も見られましたが、上昇して引けました。
日本市場が下値を大きく割り込み下に行くような動きは
想定しづらいですが、とは言ってこのところ
上昇する材料にもかけている様子です。
今週の動きを見ればわかるとおり、
欧米の動きに左右されやすい動きになっており、
まだ積極的に上値を追いながら買い上げるような動きにも
なりにくいのが現状です。
テクニカル的にみても、昨日の解説通り、
25日線、転換線、基準線が絡みあっている
極めて「持ち合い」風の様子をしており、
本日の高値は基準線をタッチしたら頭を抑えられた格好になっています。
こちらを抜け出し、再び25 日線を抜ける場面を演出しない限りは
当分、持ち合いが想定されます。
東証1部の売買代金は概算で2兆5775億円、
売買高は25億4872万株で、慎重な動きです。
東証1部の値上がり銘柄数は 1203、
値下がりは29%の548、変わらずは131でした。
■各市場の動き
日経: 19,732.92 +162.68 15日
NYダウ(ドル) : 18,252.24 +191.75 14日
ドル/円: 119.45 – .48 +0.29円安 15日