2015年5月20日の東京株式市場は4日続伸しました。
終値は前日比170円18銭(0.85%)高の2万0196円56銭でした。
4月28日以来、約3週間ぶりの 2万円台回復した後、
さらに高値を更新してきました。
前日の欧米株式市場が上昇したことや、
本日の材料になっていた1-3月のGDPが
市場予想をうわまったことで高値を更新する動きが続きました。
前日の米国市場は 高値更新が続くことと、
反落するまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均が4日続伸で、
終値は前日比13ドル51セント(0.1%)高の1万8312ドル39セント、
一方、ナスダック総合指数は反落して
前日比8.405ポイント(0.2%)安の5070.034で取引を終えました。
欧州の市場が堅調に動いたことで、
投資家心理が改善しましたが、
上昇幅の大きかった株には大きな利益確定が出るなど、
連日の上げにそろそろ高値に近づいてきた雰囲気です。
こうなると上値を追うのが難しくなり、どうしても
小さい動きになります。
日本市場はお構いなし、ほとんど自力であげる形が続いています。
昨日2万台にのせたことで投資家心理は大きく前向きになり、
上昇幅がだんだん伸びてくると、
投資家が上値を追ってきています。
簡単に心理について考えてみますと、
2万円台に再びのせた後でも上昇することを確認した投資家は
「これで2万円台に定着」とみなすことになり、
大台として認識していた2万円を下値の止まるところと
考え始めます。これが抵抗と支持の逆転というものです。
保有している銘柄は当分、利益を伸ばすことに集中する
戦略でいきましょう。
テクニカル的には4日連続で窓を形成しながら上昇した後、
ボリンジャーバンドの2σをタッチしてから戻ってきて
終わる陽線になりました。
チャート的には過熱感が気になる形ではありますが、
明確に調整が入るまでは、
2σを押し上げながら上がっていく、バンドウォークの準備を
していると判断したいところです。
■各市場の動き
日経: 20,196.56 +170.18 +0.85%
NYダウ(ドル): 18,312.39 +13.51 +0.07%
ドル(円): 120.89-90 +0.91円安 +0.76%