2015年7月16日の
東京株式市場は4日続伸しました。
終値は前営業日比136円79銭(0.67%)高の2万0600円12銭でした。
2万0600円台を3週間ぶりに回復してきました。
前日の米国株式市場は小幅の反落になる中、
ギリシャ議会が財政改革案を可決し、EUの支援が再開へ動き出したことや、
イエレンFRB議長の年内利上げ発言で円安が進んだことを受け、
上昇しました。
前日の米高市場は小幅の反落になりました。
ダウ 30種平均は5日ぶりに反落
前営業日比3ドル41セント(0.0%)安の1万8050ドル17セント、
ナスダック市場も5日ぶりの反落で
前営業日比5.949ポイント(0.1%)安の5098.942で取引を終えました。
結果的には可決しましたが、ギリシャ議会が財政改革案の審議を始めたことで
その動向を見極めたいという様子見ムードと、
FRBのイエレン 議長が年内の利上げについて発言したことが、
相場の重荷となりました。
下落とはいうものの様子見ムードが強く方向感のかける展開になったと言えます。
日本の株式市場は反落した米国市場の動きより、
円安が進む為替市場の動きを反映して上昇して始まりました。
3日間空を開けながら上昇したことで
利益確定が出やすい雰囲気もありましたが、
月末に本格化する企業業績に期待する先高感が強く
そのまま上昇して終わりました。
テクニカル的には4日連続で空を開けながら、
中国・ギリシャ問題が発生する前の水準まで驚異的な勢いで回復してきました。
上値は戻り売りを待っていた2万600円台で止まりましたが、
明日から来週にかけてはここで反落せずに
上値を抜けて上昇モードを継続するかがポイントになります。
東証1部の売買代金は概算で2兆4586億円、
売買高は21億2756万株で商いは活況には今一つ不足する様子です。
東証1部の値上がり銘柄数は 1237で全体の6割以上、
値下がりは519、変わらずは132でした。
■各市場の動き
日経平均(円): 20,600.12 +136.79 +0.67%
NYダウ(ドル): 18,050.17 -3.41 -0.02%
ドル(円): 123.81-84 +0.29円安 +0.23%
ユーロ(円): 135.36-40 -0.70円高 -0.51%