2015年7月23日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比90円28銭(0.44%)安の2万0683円95銭でした。
決算発表が本格化する中、日本企業の業績に対する期待の高さから
上昇はしましたが、全体的に押し上げるような動きではなく、
材料のある個別銘柄に対する物色を中心とする様子見モードです。
前日の米高市場は続落になりました。
ダウ 30種平均は反2日続落して
前営業日比68ドル25セント(0.4%)安の1万7851ドル04セント、
ナスダック市場も続落して
前営業日比36.351ポイント(0.7%)安の5171.769で取引を終えました。
四半期決算発表が本格化して、
主要なIT企業も実績を発表しています。
昨日はユナイテッド・テクノロジーズやIBMの 下げがあり、
当日ではアップルやマイクロソフトの発表で大きく下げました。
下げ幅が100ドルを超える場面もありましたが、
引けにかけて下げ止まり、少し戻してから終わっています。
日本市場も決算発表が本格化する中で、
業績に対する期待で買いが集まりつつ、
積極的に上値を追う動きにはなっていません。
決算発表シーズンの特徴で、一旦全体の流れがわかるまでは
個別の材料を中心に物色される動きになりやすいです。
前場を上昇して引けましたが、午後に入ってもその水準を挟んでの
動きが続き、様子見ムードが強いと言えます。
外部のニュースとしては、ギリシャ議会が銀行の破綻処理手続きなどを柱とする
財政改革法案を可決したことくらいですが、
もはやギリシャ・中国ショックは関心が薄れてきています。
テクニカル的には年初来高値に近づいていくと利益確定の動きが
でて下がる、下がると押し目買いがはいるなど、方向性の掴みにくい
動きになっています。この持ち合いを上に抜けるには
決算が期待通り揃ってからファンダメンタル的な地合いの硬さが
確認されることが必要になるでしょう。
材料についていき、買ったり売ったりするのが疲れる方は、
このシーズンをスルーしてからゆっくりはいるのもよいでしょう。
■各市場の動き
日経平均(円): 20,683.9 +90.28 +0.44%
NYダウ(ドル): 17,851.04 -68.25 -0.38%
ドル(円): 124.05-08 +0.31円安 +0.25%
ユーロ(円): 135.58-62 +0.12円安 +0.09