2015年7月27日の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は前営業日比194円43銭(0.95%)安の2万0350円10銭でした。
先週末の米国・欧州株式市場の大幅な下落、
上海総合指数が再び大きく下落したこと、
内閣支持率が低迷するなどのことが絡み合い大きく下落しました。
前日の米高市場は4日続落になりました。
ダウ 30種平均は 4日大きく続落して
前営業日比163ドル39セント(0.9%)安の1万7568ドル53セント、
ナスダック市場も4日続落して
前営業日比57.779ポイント(1.1%)安の5088.630で取引を終えました。
欧州市場が大きく売られたこと(ドイツ株24日 DAX164ポイント安の11347 、
ロンドン株24日75.20ポイント安、続落で終了)
原油や金など商品先物相場が軟調になったことでエネルギー関連企業に
売りが波及した結果、市場全体が大きく売られました。
軟調な動きをみせた欧米市場の動きから日本市場は売りが先行するとの
予測通り、さげで始まりました。
欧米市場の動きに加えて、中国・上海株式相場が再び軟調な動きになったこと、
内閣の支持率が低い結果(政治リスクは株価変動の大きな要因であることを
覚えてください)などで、上がる要因は見当たらず、
大きく調整する動きになりました。
今週の戦略について考えてみましょう。
上げ幅が大きかった分、調整も深いと予想される上、
中国の動きが再び怪しくなってきたことが原因で
積極的に上値を追う動きにはなりにくいと考えています。
しかし、調整をいうことばを使っている通り、
本格的な下げ相場とは考えられず、企業業績の結果が出るにつれて、
むしろ買いのチャンスになる場面だと考えています。
もちろん調整が続く現在の場面でいきなり買っていくような
投資行動をしてということではありません。
調整して、トレンドが転換するのを確認して買っていくチャンスという意味です。
東証1部の売買代金は概算で2兆2330億円で、様子見ムードが強い商い、
売買高は18億8805万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1606、 値上がりは219、
変わらずは66銘柄でした。値下がりが全体の85%を占めています。
■各市場の動き
日経平均(円): 20,350.10 -194.43 -0.95%
NYダウ(ドル):17,568.53 -163.39 -0.92%
ドル(円): 123.49-52 -0.42円高 -0.34%
ユーロ(円): 135.92-96 +0.35円安 +0.26%