2015年8月20日の東京株式市場は大幅に3日続落しました。
終値は前営業日比189円11銭(0.94%)安の2万0033円52銭でした。
中国経済の減速に対する懸念が依然強く、
米国市場の下落基調に、円高傾向も加わり、
2日連続で下げる動きが加速しています。
2万円台をキープして終わり、テクニカル的にも押し目にきているので、
反転を期待したい位置です。
中国経済の減速懸念が全世界の市場を圧迫しています。
前営業日の米高市場は大幅に続落しました。
ダウ 30種平均は小幅の続伸で
前営業日比162ドル61セント(0.9%)安の1万7348ドル73セント、
ナスダック市場も続落して
前営業日比40.296ポイント(0.8%)安の5019.051で取引を終えました。
ダウは1月30日以来の6カ月半ぶりの安値、
ナスダックも7月10日以来ほぼ1カ月ぶりの安値で引けています。
1. 中国経済に対する減速懸念で世界景気全体に対する不透明感に加え
2. 原油先物相場の下落、
3. 7月開催分のFOMC議事要旨で、 年内の利上げが改めて認識されること
3つの要因が市場全体を押し下げました。
日本市場は米国市場の軟調な動きを引きつぎ、
28円安と小幅安からスタートしました。
前場に上海総合指数が続落すると、 下げ幅を拡大する展開となったが
値を戻し、 一時プラスへと切り返す場面がありましたが、
つかの間の上昇で、じりじりと下げ幅を広げ、
2万円台をギリギリでキープしながら引けました。
国内の景気に対する懸念は少ない中、
外部要因につられる形で強い下げの形を続けています。
テクニカル的には25日線と基準線を割り込み、一目均衡表の雲の上で
ちょうど止まっています。
2万円はキープしたいという心理も手伝い、ここから反転してもいい形にはなっていますが、
逆に2万円を割り込んで下げ出すと、失望による売りや
一時的にリスクを回避する動きが加速することが予想されるので、
一旦資金を引き上げて温存する道を選ぶか、
空売りの戦略を大きくないポジションで入れていきましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆5429億円、
売買高は21億1557万株で、商いは増加、
東証1部の値下がり銘柄数は1580と全体の84%、
値上がりは240、変わらずは70でした。
■各市場の動き
日経平均(円):20,033.52 -189.11 -0.94%
NYダウ(ドル):17,348.73 -162.61 -0.93%
ドル(円):124.07-10 -0.18円高 -0.14%
ユーロ(円):138.02-06 +0.63円安 +0.46%