2015年8月25日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比733円98銭(3.96%)安の1万7806円70銭でした。
ついにセリングクライマックスが来たのでしょうか。
想像を超える乱高下が始まっています。
前日の米国市場の大幅な続落と、中国市場の不安定な動きで
下げて始まりましたが、プラス圏に戻り、再び下落、
結局800円近い下落で引けました。これで半年ぶりに1万8,000円台を割り込みました。
引き続き、中国市場が 不安定なことや
為替市場で進んでいる円高傾向が下げに拍車をかけました。
前日の米国市場が急落、為替市場では円買いが進み、
円高に振れたことも一助し、大きく下落して始まりました。
800円の下げ幅を見せたあとは、セリングクライマックスがくるとの期待と、
香港などアジア株が堅調に動くと日経は下げ幅を縮小し、
上げに転じてからは224円高まで進んで前場を終えました。
しかし、午後に入ると香港の株など、アジアの株が再び軟調になったことで、
上昇幅を消し、再び下落しました。
本日の値幅は1,000円以上に達し、暴落相場後に見られる動きが始まりました。
このような相場では、どうやって利益を作り出すか、相談されることが増えましたが、
値動きの良さについていけるスキルがあるなら、
1日をサイクルとするデイトレードをするか、
空売りを平行して行うか、
そもそも買いはせずに見ているだけにするかで、
余計なロスカットを減らしていくことが懸命な戦略といえるでしょう。
今後もあげては下げる、下げると上げるの乱高下が続くと予想されるので、
一歩引いて、観察してみるのがとくさくではないでしょうか。
東証1部の売買代金は概算で4兆9240億円と今年最大で、
売買高は47億4004万でした。
東証1部の値下がり銘柄数は全体の93%にあたる1751(昨日は99%)、
値上がり銘柄数は116、変わらずは25 でした。
■各市場の動き
日経平均(円):17,806.70 -733.98 -3.96%
NYダウ(ドル):15,871.35 -588.40 -3.57%
ドル(円):119.45-48 -0.95円高 -0.79%
ユーロ(円):138.02-06 -0.24円高 -0.17%