2015年10月26日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比121円82銭(0.65%)高の1万8947円12銭でした。
今まで日本市場を揺さぶってきた外部環境が
今回はサポートになってくれました。
22日のドラギECB総裁の追加緩和発言に続き、
中国が追加金融緩和に踏み切り、投資家心理がリスクオンになりました。
2日連続のギャップ開けで上昇してきたことで
短期的な過熱感には気を付ける必要があります。
前営業日の米国市場は続伸となりました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比157ドル54セント(0.9%)高の1万7646ドル70セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比111.814ポイント(2.3%)高の5031.864で取引を終えました。
22日のドラギECB総裁の追加緩和発言による欧州株の上昇、
(ドイツ株のDAX302ポイント高の10794 、
ロンドン株は続伸で67.80ポイント高で終了)
中国の追加金融緩和が加わり、大きく上昇しました。
両方とも2ヶ月半ぶりの高値水準で特にナスダック心理的な節目になる
5,000を回復してきました。
日本市場も前日の米国市場の大きな上昇に加えて、
世界経済の不透明要因になってきた中国の金融緩和が加わり、
週末からあげる雰囲気いっぱいで待機していました。
その雰囲気を反映して、ギャップあけではじまり、
しばらくあげましたが、連続のギャップ開けということもあり、
終値では始値を切り下げて終わりました。
市場は9月29日を底にして、トレンドが変わったことになります。
テクニカル的には大きなギャップを2日連続開け、陰線を形成。
ボリンジャーバンドの2σを越えが続きました。
高値では75日線付近になると、上値を抑えられ上髭つき。
短期的な過熱感が懸念される形になりました。
しかし、調整が入るといっても投資家心理が改善してきた現在は
短期の調整になって、さらにあげていく可能性が高いので、
押し目が形成されると積極的に買いを入れて行きましょう。
スクールの課題銘柄ではすでに4回目の買い増しまで行っている銘柄もあることから
雰囲気は変わりつつあると判断できます。
東証1部の売買代金は2兆1253億円、
売買高は18億1051万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1252、
値下がりは519、変わらずは132銘柄でした。
■各市場の動き
日経平均:18,947.12 +121.82 +0.65%
NYダウ(ドル):17,646.70 +157.54 +0.90%
ドル(円):121.07-08 +0.73円安 +0.61%
ユーロ(円):133.49-60 -0.14円高 -0.10%