2015年10月27の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比170円08銭(0.90%)安の1万8777円04銭でした。
大きな下落要因はありませんでした。
米国市場がさえない動きになったことに加え、
この2 日間で3%近く上昇してきたことで、利益を確保する動きが広がりました。
次のジャンプのためには一歩下がるよい動きだと判断していいでしょう。
前営業日の米国市場は反落と続伸、まちまちな動きとなりました。
ダウ工業株30種平均は小幅反落して、
前営業日比23ドル65セント(0.1%)安の1万7623ドル05セント、
ナスダック総合株価指数は辛うじて続伸して、
前営業日比2.840ポイント(0.1%)高の5034.704で取引を終えました。
27~28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、
29日の7~9月期の国内総生産(GDP)速報値の発表など、
主要なイベントが控えている中、
積極的にリスクをとる動きは限られました。
日本市場は前日より10円ほど上げてスタートしましたが、 海外市場が方向感に欠ける展開になること、 本格化する四半期決算発表で様子見ムードが広がりました。 大きく売り込まれる場面もありませんでしたが、 ほぼ安値で引けることで、短気の過熱感を解消する下げとなりました。 テクニッカル的には75日線移動平均線をタッチしてから下落、 そのままボリンジャーバンドの2σの中に戻ってきました。 明日の形が気になるところですね。 空を開けて下に行くと、直近の3日がアイランドリバーサル状態で残され、 しばらくの調整が入る形になっています。 一方、下げ幅が限定されるローソクになる場合は、 短気の調整後、 素早くきり返す動きが想定されます。 調整が入る時の最初の支えポイントになるのは 1万8,250から1万8,300の範囲になります。 利益を確保するポイントになった銘柄が現れたので、 しっかり利益をとってから次の動きに備えましょう。 東証1部の売買代金は概算で2兆1764億円、売買高は18億9876万株で、 昨日に引き続き、やっと2兆円を超える低調な商いになっています。 東証1部の値上がり銘柄数は412、値下がり 1400、変わらずは92でした。 ■各市場の動き 日経平均:18,777.04 -170.08 -0.90% NYダウ(ドル):17,623.05 -23.65 -0.13% ドル(円):120.50-54 -0.45円高 -0.37% ユーロ(円):133.21-24 -0.32円高 -0.24% ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは TBLのホームページでご覧頂けます。 http://www.tbladvisory.com/topics/