10月最終営業日2015年10月30日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比147円39銭(0.78%)高の1万9083円10銭でした。
市場の注目材料だった日銀の金融政策決定会合で
大きなサプライズはありませんでしたが、金融政策の現状維持を決まり、
為替市場では円安・ドル高が一段と進むことで、
輸出関連株を中心に買いが広がりました。
利益確定が先行し、売られた後は再び戻す好ましい動きになってきました。
前営業日の米国市場は小幅な下落になりました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比23ドル72セント(0.1%)安の1万7755ドル80セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前営業日比21.416ポイント(0.4%)安の5074.274で取引を終えました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明も終わり、
新たな材料にかける中、前日の終値を挟んでの攻防が続きました。
テクニカル的にみると、下値ではしっかり守りが入ることで、
下げ幅は限定的になったことから、先高感が強まったと判断できます。
日本市場は午前中は目先の利益をとりながら、
日銀の金融政策決定会合結果待ちのための様子見になりました。
追加の金融緩和など大きなサプライズはなく、金融政策の現状維持が決まることで、
為替市場では円安・ドル高が一段と進み、
輸出関連株を中心に買いが広がりました。
FOMCや金融政策決定会合などイベントの多かった今週は
商いも冴えない中、買いを控えていた投資家が多かったですが、
利益をひとまずとった後は買いに動きました。
業績発表がピークを迎える中、失望を誘う動きがなければ、
来週からは期待できる動きになるでしょう。
テクニカル的には上髭ではありますが、今週続いていた持ち合いを抜け出し、
来週始めにこの高値を抜けてくると、上昇基調への突入になります。
今週の動きをまとめると、決算発表相場の典型的な動きで、
方向性の掴めない持ち合いになりました。
75日移動平均線が上値を抑えており、堅調な業績発表が確認されることで
上値を切り上げる動きを期待してもいいでしょう。
ポジティブな材料を捉える強気相場の動きになりつつあるので、
年末に向けての地合は整ってきたと判断しています。
メルマガの戦略銘柄でも取り組んでいるように
底値をぬけだして上昇してから一服感を出している銘柄たちは
再びトレンドを転換してきたものが散見されるようになったので、
積極的に仕込みをしておきましょう。
今週もお疲れさまでした。
本日金曜日の夕方から来週前半に渡って
ベトナムホーチミンでセミナーを行っています。
偶然この時期にいらっしゃる方は会いにきてください。
紅葉を楽しんで、元気になって再会しましょう。
よい週末を!
■各市場の動き
日経平均:19,083.10 +147.39 +0.78%
NYダウ(ドル): 17,755.80 -23.72 -0.13%
ドル(円):120.84-86 +0.07円安 +0.06%
ユーロ(円):132.76-80 +0.82円安 +0.62%