2015年11月10日の東京株式市場は5日続伸しました。
終値は前営業日比28円52銭(0.15%)高の1万9671円26銭でした。
米国市場の冴えない動きや、短期的な過熱感で
利益確定を優先する動きが先行しましたが、後場半ばくらいで上昇に転じてから
プラス圏で引けました。
直近日経の強さを印象つける底力をみせてくれた相場です。
前営業日の米国市場は幅のある反落になりました。
ダウ工業株30種平均は大幅の反落、
前営業日比179ドル85セント(1.0%)安の1万7730ドル48セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前営業日比51.818ポイント(1.0%)安の5095.302で取引を終えました。
12月の利上げに対する懸念か続く中、
前日伝えた通り、「テクニカル的には節目にあたる1万8,000ドルを目前に
一回調整を入れて、一服入る形になり」、その動きが続きました。
テクニカル的な観点でみる切り返しのポイントは
10/27に形成された安値1万7,540ドル付近という見方を続けます。
日本市場は短期的な過熱感が出てきたことで、
目先の利益を確保する動きと、米国市場の軟調な動きを受け継ぎ、
売りが先行して始まりました。
後場途中まではマイナス圏で維持することで、
誰もが5日ぶりの反落を想定してから力強く値を戻してきました。
後場半ばでプラス圏に浮上して、そのまま上昇して引けましたが、
テクニカル的には一回休んでいく格好、
取引量も細くなることで、調整が何日かは続く動きになってきました。
買いで入ったポジションはまだロスカットポイントまでは
到達してない銘柄が多いので、ちょっとした調整くらいでは慌てずに対応していきましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆3541億円、
売買高は20億6925万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は701、値下がりは1090、
変わらずは120でした。
上昇はしたものの、値下がりの方が多くなっており、
エネルギーは一時的に弱まったと判断できます。
■各市場の動き
日経平均:19,671.26 +28.52 +0.15%
NYダウ(ドル):17,730.48 -179.85 -1.00%
ドル(円):123.13-16 -0.25円高 -0.20%
ユーロ(円):132.22-24 -0.59円高 -0.44%