2015年11月18日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比18円55銭(0.09%)高の1万9649円18銭でした。
欧米株式市場が底堅く維持したことに加えて、
為替市場では円安基調が続いたことで投資家心理が改善しました。
日経は2日連続で空を開けながら上昇したことで、
前回の持ち合い件を抜け出したことで、新たなトレンドに入ったと判断できます。
念願の年内2万円台回復が視野に入ってきました。
ただ、一旦3ヶ月ぶりの高値を記録したことで、利益確定が出てきて
ひけにかけて急速に上げ幅を縮小したので、調整は必要だと見られます。
前営業日の米国市場は微妙な上昇になりました。
ダウ工業株30種平均は小幅の続伸で、
前営業日比6ドル49セント(0.0%)高の1万7489ドル50セント、
ナスダック総合株価指数も辛うじての上昇で、
前営業日比1.398ポイント(0.0%)高の4986.015で取引を終えました。
欧州市場は大きく上昇したことで
(ドイツ株DAX257ポイント高の10971 、
ロンドン株大幅続伸の122.38ポイント高で終了)
期待がかかりましたが、前日の大きな上昇後ということもあり、
上値は重い展開になりました。
なりしろ大きな上昇よりは外部環境の悪化に関わらず、
底硬く推移していることが大きな慰安材料です。
日本市場は欧州市場の大幅上昇と米国市場の底硬い展開を反映して
前日の終値より大きく上昇してスタート、
しばらく上値を追う展開になりましたが、
前日の大幅な上昇もあり、次第に上値を押さえられる展開になりました。
陰線にはなりましたが、それでも下に大きく割り込むことはなく、
先週から形成されている持ち合いの上辺に当たる1万9,725円付近を
挟んで動いたことで新たなトレンドの形成をみせています。
テクニカル的には2日連続の空を開け、上髭の長いローソクを形成、
反転のサインを出しながらも上昇を継続しています。
先週から形成されている持ち合いの高値を本日で抜け出すと同時に
25日移動平均線が75日線を本日で抜けました。
年内の2万円台回復が現実味を浴びてきましたが、
明日まで空を開けて上昇するか、高値で2万円をタッチすることがあれば
短期の過熱感と達成感が同時に出て
金曜日は一回調整を挟む動きになりやすいことが予想されます。
基本スタンスは「上げ目線、買いで利益を取る」を
継続していきます。
■各市場の動き
日経平均:1,9649.18 +18.55 +0.09%
NYダウ(ドル):17,489.50 +6.49 +0.04%
ドル(円):123.41-44 +0.14円安 +0.11%
ユーロ(円):131.20-24 -0.13円高 -0.10%