2015年11月19日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前営業日比210円63銭(1.07%)高の1万9859円81銭でした。
FOMCの議事要旨を受けて米国市場が大幅に上昇したことに加えて
再び円安に振れてきた為替市場の動き、
上昇トレンドに乗った日経の動きが継続する内部的な要因が加わり
前日の解説通り、2万円台をぐっと近づけました。
テクニカル的には3空を開けた状態で、翌日は週末という要因を考えると
一回利益確定を織り込む動きは想定されるものです。
利益確定をこなしながらもさらに上昇してくるなら
強いトレンドの発生を確認することができるでしょう。
前営業日の米国市場は大幅な上昇になりました。
ダウ工業株30種平均は大幅の3日続伸で、
前営業日比247ドル66セント(1.4%)高の1万7737ドル16セント、
ナスダック総合株価指数も大幅な上昇で、
前営業日比89.188ポイント(1.8%)高の5075.203で取引を終えました。
欧州市場はまちまちな動きになりましたが、
(ドイツ株のDAXは11ポイント安の10959 、
ロンドン株は小幅続伸して10.21ポイント高で終了 )
12月会合までに利上げに向けた条件が整うと予想していたことが明らかになった
FOMCの議事要旨を受けて、
利上げペースは緩やかになるの見方が広がり買いにつながりました。
日本市場はFOMCの議事要旨を受けて米国市場が大幅に上昇した流れを引き継ぎ、
3日に渡る空を開けながらスタートしました。
300円を超える上昇幅を演出して、2万円台を視野に入れてからは
短期の達成感から利益確定の売りが出てきましたが、
直近の動き通り、大きく下値を割り込む動きにはならず、
順調に上昇トレンドを継続していきました。
為替市場では再び円安に振れたこと、
中国市場を始め、アジア市場がしっかりした動きになったことで
上昇気流は強まりました。
テクニカル的には3日連続の空を開け、一気に2万円台に迫っくる
強い動きで、一般的に分析すると
1. 2万円という節目に近づいたこと、
2. 連続で空を開けてきて短期的な達成感と過熱感が重なっていること
3.翌日が週末だという要因
この3つを加えると利益確定の動きは出てくるタイミングに来ています。
しかし、強いトレンドに乗っている場合は(暴落の局面と同じく)
少し売りが出てからはお構いなしであげてくることも起こりうるので、
例外的な上昇継続も考えられます。
本日の動きからトレンド継続は間違いないですが、
本当の強さは明日の動きで判断できると考えています。
引き続き、基本スタンスは「上げ目線、買いで利益を取る」を
継続していきます。
■各市場の動き
日経平均:19,859.81 +210.63 +1.07%
NYダウ(ドル):17,737.16 +247.66 +1.42%
ドル(円):123.47-52 +0.18円安 +0.15%
ユーロ(円):131.87-92 +0.56円安 +0.43%