2015年11月24日の東京株式市場は小幅に5日続伸しました。
終値は前営業日比45円08銭(0.23%)高の1万9924円89銭でした。
8月20日以来、3ヶ月ぶりの高値更新を続けました。
勢いがつきトレンドにのせている日経の状況から、
海外の資金が戻ってくることで、
先行した利益確定の動きを吸収しながらプラス圏に浮上して取引を終えました。
トレンドが明確に反転するまでは保持、
決めたポイントに到達すると大胆に買って行く積極的が求められます。
前営業日の米国市場は反落になりました。
ダウ工業株30種平均は反落、
前営業日比31ドル13セント(0.2%)安の1万7792ドル68セント、
ナスダック総合株価指数も小幅な反落で、
前営業日比2.441ポイント(0.0%)安の5102.478で取引を終えました。
反落はしましたが、方向感に欠ける展開になったというのが
ふさわしい表現でしょう。
明確な上昇の材料が見当たらない中、26日に感謝祭の祝日を控えている中、
少ない参加者が様子見ムードを強めながら、一進一退を続けました。
先週大きく上げたことも利益確定が先行する要因となりました。
日本市場も先週大きく上げたあとの休みあけで、
利益の確保を優先する動きが先行し、小幅な下落が続きました。
前営業日の終値を挟んで、薄い商いの中
方向感に欠ける動きが続きましたが、
動きのある日本株式市場に海外の資金が戻り、しっかり下値を支えることで
プラス圏に浮上して終了しました。
テクニカル的にはボリンジャーバンドの幅が広がりながら上向き、
ローソクが2σと1σの間を往復するバンドウォーク状態が続いています。
この状態で上昇の勢いが一旦調整に入る目安はローソクの終値が1σの中に
入ってくることです。つまり、終了の兆しが見られない限りは
焦らずにじっくり保持して利益を大きく伸ばしていきましょう。
2万円があと50円と迫ってきたので、達成した後の
「達成売り」を見据えて行動してください。
■各市場の動き
日経平均:19,924.89 +45.08 +0.23%
NYダウ(ドル):17,792.68 -31.13 -0.17%
ドル(円):122.52-56 -0.48円高 -0.39%
ユーロ(円):130.56-60 -0.91円高 -0.69%