2015年12月25日の東京株式市場は5営業日続落しました。
終値は前営業日比20円63銭(0.11%)安の1万8769円06銭でした。
絶好の薄い商いで参加者が少ない中、
特別な上昇材料はないことに、為替相場で進む円高基調が加わり
投資家心理を冷やしました。
下落はしたもののほとんどの個人投資家は休みムードに入っていて
方向感のかけた展開といえます。
前営業日の米国市場は反落と続伸のまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落して、
前営業日比50ドル44セント(0.3%)安の1万7552ドル17セント、
ナスダック総合株価指数は小幅な4日続伸で、
前営業日比2.560ポイント(0.1%)高の5048.492で取引を終えました。
ダウは今週に入ってずっと上昇したことで
目先の利益を確定する動きが広がりました。
上昇幅は3営業日で470ドル以上、
反落するタイミングになっていたことも市場全体に
上げにくい雰囲気を演出しました。
日本市場は米国市場のまちまちな動きを受けて、
方向感ない展開になりました。
また受け渡しベースでは年内の最終売買日になったことも
損失を確定する手仕舞い売りを誘いやすく、上値を追うような動きにはなりませんでした。
5日に渡る下落から自律反発の動きを見せながら34円高くスタートしましたが
手仕舞い売りや円高基調の影響を受けて、前日の終値を挟んだ動きで終始しました。
テクニカル的には前日の高値と安値を切り下げる下落の陰線を形成、
75日線にまたがって形で割り込んできました。
9月29日から11月27日の2万円超えまでを100にした場合、
本日でちょうど61.8%押しまで来ている状態です。
ここから反転すると戻りは早いですが、
材料が少ない中、大納会(下記、相場の常識1を参照)まで
3営業日を残すことになりました。
東証1部の売買代金は概算で1兆6049億円で開店休業のような状態なので、
ポジションをまとめながら来年に向かってゆっくり充電してください。
今週もお疲れさまでした。+Merry Christmas
来週残り3営業日もしっかり伝えてから休みに入ります。
東証1部の売買高は19億1288万株、
値下がり銘柄数は1362、値上がりは509、変わらずは65でした。
■■相場の常識1:株式市場はいつまで開いているのでしょうか?
株式市場は毎年12月30日の大納会まで開いています。
大納会(だいのうかい)とは、日本の証券取引所の年末の取引最終日を指します。
今年の大納会は2015年(平成27年)12月30日(水)です。
12月30日が土日の場合は前の金曜日に早まります。
■■相場の常識2:新年度の株式市場はいつから始まりますか?
毎年1月4日に始まります。これを「大発会」といいます。
大発会(だいはっかい)とは、日本の証券取引所の年始の取引開始日を指します。
新年の大発会は2016年(平成28年)1月4日(月)です。
大発会(だいはっかい)は、例年1月4日となっていますが、
1月4日が土日の場合は休み明けの月曜日が大発会の日になります。
■各市場の動き
日経平均:18,769.06 -20.63 -0.11%
NYダウ(ドル):17,552.17 -50.44 -0.29%
ドル(円):120.25-30 -0.20円高 -0.17%
ユーロ(円):131.86-91 ±0.00 ±0.00%