2014年6月02日の
東京株式市場は大きく反発して2ヶ月ぶりの高値をつけました。
終値は前週末比303円54銭(2.07%)高の1万4935円92銭で、
4月4日以来約2カ月ぶりの高値でした。
上昇の材料は
①前週末の米株式市場でNYダウ30種平均、S&P500が
小幅ではあるが、過去最高値を更新したこと、
②1日に発表された5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善したこと、
③円相場が一時1ドル=102円台まで下落する円安に流れる
この3つでした。
3つの要因を好感し、投資家心理を改善させました。
業種別株価指数(33業種)は全て上昇し、
特に米景気の堅調な見通しから
トヨタ、ホンダなどの輸出関連株などが買われ、
上昇をリードしました。
東証1部の売買代金は概算で1兆8801億円、売買高は20億3751万株で
売買高では少し活況を見せつつありますが、相変わらず売買代金が
活況を示す2兆円を下回っています。
東証1部の値上がり銘柄数は1545、値下がり銘柄数は186、
変わらずは78でした。
テクニカル的には一目の下雲から離れ、
遅行線も株価を上に抜く、基準線と転換線がクロスすることで
三役好転が成立しています。
一次15000円まで迫ってきましたが、
こちらで一回抑えられ、次の節目として考えられる
15000-15300のレンジに挑戦するかが注目のポイントです。
(添付のチャート参照)
買いで利益になっているものは反転のサインが出ない限りは保持、
空売りはロスカットポイントに到達したらしっかり切っておく
丁寧な投資が必要です。