2014年6月04日の東京株式市場は続伸して1万5000円台を固める動きに入っています。
終値は前日比33円71銭(0.22%)高い1万5067円96銭でした。
4月4日以来約2カ月に心理的節目とされていた1万5000円台を回復しました。
米株式市場でNYダウ30種平均が−21ドルの16,722ドル、
NASDAQ総合指数は−3.12ポイントの4,234.08で上昇の材料にはならず、
円相場のみが円安の方に進み、輸出関連株などに買いが入り、
投資家心理を15000円台に固める下支えになりました。
最近の続伸に伴い主要銘柄の一部に利益確定売りが出て
前引け前や午後の取引時間中には1万5000円を割り込む場面もありましたが、
15000円をめぐり底固さを確認すると上昇で引けました。
TOPIXは前日比5.36ポイント(0.44%)高の1233.95まで進み、
なんと10日続伸して、強い相場を示しています。
10日続伸は2009年8月4日までの13日続伸以来の続伸記録になります。
東証1部の売買代金は概算で1兆9365億円で再び2兆戦を下回り、
売買高は20億9860万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は974、値下がり銘柄数は656、
変わらずは181でした。
続けています。
テクニカル的には昨日の陰線から数字としては上昇していますが、
キャンドルの形は高値と安値を切下げる下降の形になりました。
下がっていても15000円では止まり、
投資家心理が先高見通しに傾いていることが伺えます。
しかし、短期的には相場の過熱感を現すサイコロジカルラインが
1月以降ぼぼ5ヶ月ぶりに75を超え、過熱度をあげていますので、
ここから短い調整を挟む動きが入ってもいいタイミングです。
(添付のチャート参照)
過去のパターンを見ると75を超えたとき、どんなことがおきたか
参考になりますので、これからは持っている含み益をしっかり
確定する姿勢で構えてください。
■各市場の動き
日経:15,067.96 +33.71 4日
NYダウ(ドル) :16,722.34 -21.29 3日
ドル/円:102.59 – .62 +0.25円安 4日 18:08