2014年6月17日の東京株式市場は続伸しましたが依然様子見ムードが続いています。
終値は前日比42円68銭(0.29%)高い1万4975円97銭でした。
昨日の展望で話したとおり引き続き、
1万5000円台を挟んでの攻防が続く相場です。
前日の米株式市場でNYダウ30種平均が小幅ながら続伸したこと
外国為替市場での円高が一服したことなどを受け、
買いが先行しました。
更なる上昇を後押しする材料が欲しいところでしたが、
市場の材料となっていて
前日に発表された政府まとめの成長戦略の素案も
ほぼ市場の予想とおりで目新しい内容はない内容でした。
とはいって売り材料にもならず、大きく売りこまれる場面もありませんでした。
15000円台以上をリードするような材料は見当たらないなか、
直近の予想とおり、15000円を挟んでの攻防が当分続く
相場になることが考えられます。
東証1部の売買代金は概算で1兆7575億円で、
2兆円を下回り、相変わらずの薄商いでした。
売買高は16億7982万株でこちらも活気は感じられません。
東証1部の値上がり銘柄数は1219、値下がり銘柄数は488、
変わらずは107でした。
テクニカル的には上にいこうとするが、
ボリンジャーバンドの1σと、一目上の転換線が上値を押している格好が
続いています。
ここを抜け出し、上に行くような材料が欲しいところですね。
金曜日は政府が無理やり作り出した相場ですが、
その効き目も続かず、更なるステロイドが必要になりますね。
しかし、パラボリックなどの指標は金曜時点で転換サインを出しています。
何か一つの材料に大きく反応する神経質な相場なので、
保有している銘柄で材料が出ると、
すかさずロスカットをするなどの対応が求められます。
■各市場の動き
日経:14,975.97 +42.68 17日
NYダウ(ドル): 16,781.01 +5.27 16日
ドル/円:101.97 – .00 +0.05円安 17日 21:00