2014年6月18日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前日比139円83銭(0.93%)高の1万5115円80銭でした。
3営業日ぶりに1万5000円の大台を回復しました。
前日の米株式市場でNYダウ30種平均が続伸したこと
外国為替市場での円安などを受け、
買いが優勢でした。
高値ベースでは持ち合いを抜け出す準備をする模様ですが、
今は個人投資家や年金基金の買いが相場を支えているとの見方が強く、
海外投資家の積極的な参入が待たされるところです。
15000円を挟んでの攻防が続くなか、
イラクやウクライナをめぐる地政学リスクが意識される、
米国の金融政策の先行きに関する懸念などが上値を抑えている格好です。
明日あたりで一段高となる動きが見られないと、
15000円を挟んでの攻防が当分続く相場になることが考えられます。
しかしその後はどちらかに傾く相場になるので、
そのサインに敏感になる必要があります。
東証1部の売買代金は概算で1兆7971億円(速報ベース)、
2兆円を下回り、相変わらずの薄商いでした。
売買高は18億7722万株で昨日よりは増えました。
東証1部の値上がり銘柄数は1219、値下がり銘柄数は488、
変わらずは107でした。
テクニカル的には6月13日に形成された
大きなローソクを抜けてくることで
再び上昇の形になり、1万5000円台を固める動きに傾いています。
ボリンジャーバンドの1σと、一目上の転換線が上値を押している格好でしたが
そこを抜けてきました。
さらにここを抜け出し、上に行くような材料が欲しいところですね。
一段高に備える相場なので、
買いサインが新たに点灯する銘柄を中心に物色しましょう。
■各市場の動き
日経:15,115.80 +139.83 18日
NYダウ(ドル): 16,808.49 +27.48 17日
ドル/円:102.23 – .26 +0.20円安 18日