2014年6月24日の東京株式市場は小幅続伸しました。
終値は前日比6円96銭(0.1%)高の1万5376円24銭でした。
昨日に引き続き、5ヶ月ぶりの高値を達成して、
上昇トレンドの継続をみせてくれました。
前日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均が
7営業日ぶりに反落したことと、騰落レシオが過熱感を出すなどの要因で
朝方は売りが先行しました。
午前中に100円超まで下げる場面もありましたが、
市場の中に広がっている先高観を反映して、午後になると
先物に継続的な買いが入り、上昇に転じました。
しかし、積極的に上値を買っていく動きも見られず、
引けにかけて上げ幅を縮小させ、小幅続伸で終わりました。
東証1部の売買代金は概算で1兆8650億円で再び2兆戦を下回りました。
売買高は20億1359万株、東証1部の値上がり銘柄数は1127、
値下がり銘柄数は529、変わらずは159でした。
テクニカル的には小幅続伸ではありますが、チャート的に考えると
下落の形で、このままの形が続くと目先天井でしばらく調整
その後、トレンドを転換して再び上昇という形になることを
表しています。
しかし、一目均衡表上でみると、三役好転の続きで
転換線付近にくると支えになり、
上昇トレンドに戻ることが続いているのが分かります。
昨日解説したとおり、2014年4月の安値13,885円までの下落において、
フィボナッチで61.8%戻しの位置まで来て抵抗にあっており、
その動きを考慮すると50%の15,100円台までの調整は考えられます。
当分は持ち合いになることも考えられるので、
ロスカットは深めにおいて、サインが出ない限りはびくっともしない
落ち着いた投資家の顔をみせましょう。
■各市場の動き
日経:15,376.24 +6.96 24日
NYダウ(ドル) :16,937.26 -9.82 23日
ドル/円:101.97 – .98 +0.10円安 24日