2014年6月25日の東京株式市場は反落しました。3日ぶりの反落です。
終値は前日比109円63銭(0.7%)安の1万5266円61銭でした。
引けにかけて下落幅を広げて、当日のほぼ安値で引けました。
前日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均が
100以上下落したことや、不安定なイラク情勢の地政学的リスクが意識され、
朝から前面安で売りが先行しました。
直近の急上昇や騰落レシオの高騰など、過熱感を反映して
売りが出やすい状況でもありました。
しかし市場の材料として期待されている年金機構の買いがあるため
まだ先高観が強く、下値を積極的に売り込む場面もみられない状況です。
ここを抜け出して一段と上げを演出するには材料が欲しいところですが、
特別な材料は見当たらず、消えてない過熱感の指標で
積極的に買いに行くのも難しい状況です。
基本的な姿勢は変えず、持っているものはサインが点灯しない限りは
じっくり待つ、新たにしかけづらいと思う場合は強引に入らなくても結構です。
やらないも相場、忘れないでください。
東証1部の売買代金は概算で1兆6325億円で、
11日(1兆6308億円)以来の少なさでした。
売買高は18億1281万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1286(全体の7割)、
値上がり銘柄数は412、変わらずは117でした。
テクニカル的には6月23日のフィボナッチ分析で見せたとおりに、
61.8%で一回抵抗にあい、調整に入った状態で、
50%まで調整するなら15,100-15,000のレンジで一回
反発を試みる動きが想定されます。
当分は神経質な持ち合いになることが考えられます。
イライラせずにじっくり構えましょう。
■各市場の動き
日経:5,266.61 -109.63 25日 大
NYダウ(ドル) 16,818.13 -119.13 24日
ドル/円:101.91 – .94 -0.05円高 25日