2014年7月7日の東京株式市場は反落しました。
終値は前週末比57円69銭(0.37%)安の1万5379円44銭でした。
手掛かり材料が乏しい中で、
前週末に約5カ月半ぶりの高値を付けたことから高値に対する
過熱感が高まり、目先の利益を確定する動きが広がりました。
先週末の米国株式市場は休場で材料になりにくく、
上昇を誘う要因は少ない状況でした。
しかし、依然下値は硬く、ある程度下げてくると押し目買いが
入ることで下値を積極的に売り込む姿勢も見られない状況です。
史上初17,000ドル台を達成した米国市場の高値に対する
警戒感が強い中で、積極的に上値を追う動きもとりづらいので、
当分は一つの材料に神経質に反応しながら、
様子見をする相場が続きそうです。
膠着感を強める日経の状況を反映して
東証1部の売買代金は概算で1兆4137億円と先週末よりさらに減っています。
2兆円を4日連続で下回っています。
売買高は16億8193万株で、東証1部の値上がり銘柄数は624、
値下がり銘柄数は1025、変わらずは166でした。
今週は17,000ドル台を達成した米国市場の動きを考慮しながら、
米国企業の決算が本格化するため、
個別の材料による物色がより一層強まることと考えられます。
テクニカル的には5ヶ月ぶりの高値を達成したことから
一息入れていく形をしています。
上は15,500円台が抵抗になり、こちらを抜け出すエネルギーが
なるような材料はまだ見当たらない状況です。
米国企業の決算発表が予想より好調で、
市場全体がさらに上値を追って上がっていくなら、
日経もそれに連動して上昇色を強めることと思われます。
次の目標は1月23日と1月24日の間に開いた空を埋める動きがあるので、
15,700円台になります。
ここも空を空けたため、戻り売りは大量に構えていると予想されるので、
一気に抜くよりは抵抗をはさみながら上昇する動きとなるでしょう。
個別物色傾向が続きます。
■各市場の動き
日経:15,379.44 -57.69 7日
NYダウ(ドル) :17,068.26 +92.02 3日
ドル/円:102.10 – .12 +0.10円安 7日