2014年7月14日の東京株式市場は6日ぶりに反発しました。
終値は前週末比132円78銭(0.88%)高い1万5296円82銭でした。
前週末の米株式相場の上昇を上け、朝方から上昇で買いが先行しました。
朝方以外は終日底堅い動きになりました。
大きな上昇材料に欠ける中、一時は上昇幅が160円以上を記録する
場面もありましたが、引けにかけて利益を確定する
手じまい売りが広がり、上昇幅を縮小させました。
現在の持ち合い局面を抜け出すには材料不足の上に、
今週予定されている主要経済指標と米国企業の決算発表を見極めたいとの
心理を反映して様子見ムードが強く広がりました。
売買代金は概算で1兆5457億円と2兆円に遥か届かない低調、
売買高は19億2669万株でした。
この状況から上を目指すには一段の売買代金が欲しい状況です。
東証1部の値上がり銘柄数は1361、値下がり銘柄数は358、
変わらずは96でした。
テクニカル的には6月からボックス相場を作り、
その中で推移していますが、
一目では本日の上昇で基準線の割り込みから転換線まで戻り、
遅行線も26日前の株価から抜け出しています。
上昇はしたものの市場全体が活況ですというには力不足です。
先週に引き続き、明確な上昇材料に欠けるなか、
25日線と1万5000円台を挟んでの持ち合いが続くものだと判断できます。
米国の決算結果に注目しながら個別の銘柄を物色する
神経質な相場が続くものだと展望できます。
■各市場の動き
日経:15,296.82 +132.78 14日
NYダウ(ドル):16,943.81 +28.74 11日
ドル/円 :101.47 – .48 +0.11円安 14日