2014年7月18日の東京株式市場は3日続落しました。
終値は前日比154円55銭(1.01%)安の1万5215円71銭でした。
1万5300円台を割るのは4日ぶりです。
前日の米株式相場と本日の株式市場を襲ったのは地政学的リスクでした。
ウクライナ東部でマレーシア機が誤爆により墜落したと見られます。
また、イスラエルとパレスチナ自治区との対立は続き、
イスラエル軍によるパレスチナ自治区「ガザ」への地上侵攻をきっかけに
地政学的リスクが一気に顕在化しました。
また3連休を控えており、ポジションの整理や持ち高を調整する動きで
投資家心理は冷え込む材料しか持たない一日でした。
地政学的リスクの顕在化でリスク資産離れの動きが広がり
下げ幅は一時250円を超えましたが、
下値では好業績株を中心に押し目買いも入り、
引けにかけては下げ幅を縮小しました。
しかし、積極的な買いが続くには市場の環境がそれを支えるような
状況ではないことで、先行きに関する警戒感は強まる一方です。
企業の決算結果によっては現在のレンジ相場を抜け出す可能性もあると
展望してきましたが、結果によっては反対に抜け出して、
下落の方向に進む可能性もあります。
3連休を挟んで本格化する決算の結果に注目する
動きが続きます。
東証1部の売買代金は概算で1兆5934億円で商い少ない、
売買高は18億4378万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は289、値上がり銘柄数は1427、
変わらずは99でした。
テクニカル的には15,000円台から前回の下げの61.8%戻りまで
15,500円台の中で推移する動きに変わりはなし。
しかし、そろそろ一つの方向に行く準備は整いつつあります。
週足でも去年12月から1段下げした位置で持ち合っています。
■各市場の動き
日経:15,215.71 -154.55 18日
NYダウ(ドル): 16,976.81 -161.39 17日
ドル/円:101.31 – .34 -0.18円高 18日