2014年7月29日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前日比88円67銭(0.57%)高の1万5618円07銭でした。
終わりベースで1月23日以降、心理的節目の1万5600円台を
突破して持ち合い相場の上離れを鮮明にする動きに入りました。
本格化する企業の業績が期待に沿う形で好調なことを受け、
朝から買いが先行しました。
本メールマガジンでも取引の研究をした日産自動車が前日発表した
好業績で年初来高値を更新するなど
業績期待が根強いことに加え、為替相場で円安の方にふれると
上げの勢いが拡大しました。
後一週間はしっかりした動きと共に、抜け出した15,500円の抵抗線が
支持線に逆転できるかを確認する必要がありますが、
6ヶ月以上を待っていた持ち合いのブレイクが実現したことで
市場には先高観が広がっています。
テクニカル・心理的な面でポイントになることは
1月23日と1月24日に空けたギャップを埋めることができるかで、
埋めてくると上値が軽くなり、次の高値更新も視野に入ってきます。
一つ懸念は売買高の上昇を伴わず価格の上昇が続いていることです。
一段と上げるには投資家の積極的なリスクオン点灯が欲しいところです。
東証1部の売買代金は概算で1兆5819億円で、前日よりもさらに減って
活況の目安とされる2兆円を7月2日以降、19営業日連続で下回りました。
売買高は16億8103万株、東証1部の値上がり銘柄数は1031、
値下がりは618、変わらずは161でした。
■各市場の動き
日経:15,618.07 +88.67 29日
NYダウ(ドル) :17,045.75 +63.16 29日
ドル/円:102.07 – .10 +0.20円安 29日