8月最後の相場だった2014年8月29日の
東京株式市場は小幅続落しました。
終値は前日比35円27銭(0.23%)安の1万5424円59銭でした。
2週間ぶりの安値水準までさげてきました。
ウクライナ情勢が緊迫したことを受け米国市場は下落しました。
ダウ平均は42.44ドル安の17079.57、ナスダックは11.93ポイント安の4557.70で、
動きとしは引けにかけて下落幅を縮小する動きでした。
米国市場の軟調を受け、日経も売りが先行して寄り付きました。
市場の材料として認識されていた個人消費は
朝方総務省が発表、7月の個人消費はマイナス5.9%と
6月の3.0%から拡大している非常に悪い結果でした。
それを受け、下げ幅を100円以上に広げる場面もありました。
後場に入ると株価指数先物に買い戻しが入り、
徐々に下げ幅を縮めました。
個人的な感想としては、外部要因と朝方の悪材料から考えると
かなり守った成績だと思える幅でした。
来週はここから反発を試みて、上値抵抗線としてずっと働いている
15,500円の壁にもう一度挑戦するか、注目です。
東証1部の売買金額は概算で1兆8052億円と、
2兆円を15営業日連続で下回りましたが、
週末要因で売り・買いが交錯し、昨日よりは膨らみました。
売買高は20億5937万株で、東証1部の値下がり銘柄数は949、
値上がりは694、変わらずは175でした。
テクニカル的には十字架に近いキャンドルの形、
下値では25日線か意識され、引けにかけて戻した格好になりました。
一目では支えになっていた転換線を下に割り込み、
上雲の上限に近づいています。
来週は今日の安値を割り込んで、上限まで突き抜けて雲の中に入るのかが
注目ポイントです。
月足で振り返ると8月の日経平均は196円18銭(1.26%)安で、
月足での下落は4カ月ぶりなりました。
■各市場の動き
日経:15,424.59 -35.27 29日
NYダウ(ドル) 17,079.57: -42.44 28日
ドル/円:103.96 – .98 +0.21円安 29日