2014年9月3日の東京株式市場は大幅上昇で3日続伸しました。
終値は前日比59円75銭(0.38%)高の1万5728円35銭でした。
終値ベースでは1月22日以来
7ヶ月ぶりの高値につけました。
昨日に引き続き、外国為替市場で円安・ドル高がさらに進行して、
一時1ドル=105円台前半の約8カ月ぶりの安い水準まで
下げたことが好感され、輸出関連株を中心に上昇しました。
昨日の動きを引継ぎ120円を超える上昇幅で始まりましたが、
午後になると急速に上値を抑えられました。
円安基調が一服したことに加え、
市場の材料として動いていた内閣改造も発表され
材料の出尽くし感から上昇幅を縮めました。
また昨日の今日の急速な上昇で短期的な利益確定の売りが
出たのも引けにかけて急速に引き締まった原因となりました。
内閣改造のニュースは過ぎたので、次の材料は
①4日の欧州中央銀行(ECB)理事会
②日銀金融政策決定会合
③5日夜の8月の米雇用統計
などの結果になります。
明日から週末にかけては上記結果を徐々に反映しながら、
上昇トレンドの継続を試すので、
反転のサインが出ない限りは利益になっている分は保持、
新たな仕掛けは大型株に資金がシフトすることを受け、
大型の方を見直す動きが必要でしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆688億円で、
8月8日以来ほぼ1カ月ぶりに2兆円を超えてきました。
売買代金増加を伴う上昇なので、望ましい状況だといえます。
売買高は24億8802万株で、東証1部の値上がり銘柄数は918、
値下がり753、変わらずは149でした。
テクニカル的には15,500円台-15,700円のバンドを抜け出した
ことで、先高観が高まり上昇に重みがおかれる形です。
一目では遅行線が株価を抜けてきたことで、三役好転が成立しています。
ました。
■各市場の動き
日経:15,728.35 +59.75 3日 大引
NYダウ(ドル) :17,067.56 -30.89 2日
ドル/円:104.95 – .98 +0.12円安