2014年9月17日の東京株式市場は小幅続落しました。
終値は前週末比22円86銭(0.14%)安い1万5888円67銭でした。
17日のFOMCを控えて、様子みムードが強まり、
あげたりさげたりと始終方向感のない動きになりました。
ロンドン・ヨーロッパ市場は続落、米国市場は上昇しました。
ダウ平均は100.83ドル高の17131.97、
朝方は方向感のない値動きでしたが、
一部メディアで「早期利上げには慎重な姿勢を示す」と
報じられ、材料になっては大幅上昇で引けました。
日本も米国市場の動きを引き継ぐ形であげて始まりましたが、
買いは続かず、16,000円付近になると目先の利益を確定する
動きが広がりました。
上げる材料が見当たらない中、下げる要因もみあたらないので、
FOMCの方向によって市場が乱高下する波乱要因を含んでいます。
本日は多くの銘柄で利益確定サインがでる動きだったので、
サインが出たものに関してはしっかり利益に変えておくようにしてください。
またロスカットになったものに関しても変に頑張る必要はなく、
決めたポイントではしっかり切る姿勢が必要です。
東証1部の売買代金は概算で1兆8056億円と、
2兆円を4営業日ぶりに下回りました。
売買高は18億9667万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1199、
値上がり銘柄数は491、変わらずは138でした。
業種別では33業種の中、30業種がさげました。
テクニカル的には空をあけたキャンドルで作られた高値圏で
持ち合いを形成する形が継続、
このまま片方に空を空けながらさげてくるとアイランドリバーサルになるので、
調整フェーズに入ることを示唆しています。
現在の持ち合いは過熱感による調整というよりは、
様子見ムードによる方向性の欠如と考えるのが妥当でしょう。
■各市場の動き
日経:15,911.53 -36.76 16日
NYダウ(ドル) :17,031.14 +43.63 15日
ドル:/円107.27 – .30 +0.08円安 16日