2014年10月9日の東京株式市場は続落しました。
終値は前日比117円05銭(0.75%)安い1万5478円93銭でした。
9月1日以降の約1カ月ぶりに心理的なフシ目である
1万5500円を割り込みました。
米株式市場ではダウ工業株30種平均は大型反発、
上げ幅は274ドルに達し、昨日の下落分を打ち消しました。
東京市場は、NY株式市場の大幅上昇の流れを引き継ぎ、
始値15,681円と前日終値15,595円から86円高く
買いが先行して始まりました。
上げ幅を順調に拡大して、昨日の下げから自立反発を見せるかと思ったら、
午後に入って為替相場で1ドル=107円台後半と円が上昇し、
輸出関連株に売りが出て、下げに転じました。
その後は、戻ることなくこの日の安値付近で引けました。
テクニカル的に判断して昨日は「明日は自立反発を一回期待しても
いいタイミングに来ています。」書きましたが、
朝の動きから一転して、円高の影響をもろにうけています。
明日も反発の動きがなければ、
調整は次の節目である15,200円まで、
後200-300円の調整を挟むことになる可能性が高くなってきました。
持っている買い銘柄は多くの割合でロスカットになっていますが、
次の明確な動きが出るまでには、下げで利益を取る、
空売りの利益を伸ばしていくのが無難です。
次回の反発狙いは、15,200円付近ですね。
東証1部の売買代金は概算で2兆1112億円で、
連続で2兆円は超えています。
売買高は22億7056万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1611と全体の87.9%、
値上がり銘柄数は165、変わらずは54でした。
■各市場の動き
日経:15,478.93 -117.05 9日
NYダウ(ドル) :16,994.22 +274.83 8日
ドル/円:107.93 – .94 -0.19円高 9日