2014年10月15日の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比137円01銭(0.9%)高い1万5073円52銭でした。
一時的に下げに転じる場面もありましたが、本日の高値でひけています。
米国市場では暴落の局面が落ち着いてくる様子でした。
NY市場はまちまちで、NYダウが前日比5.88ドル安の1万6315.19ドルと
4日続落となったものの、下げ幅を縮小させてきました。
一方、ナスダック総合指数は13.515ポイント高の
4227.171ポイントと反発しました。
為替相場ではドル・円が安定した動きを見せることも加わり、
日経は朝方から輸出関連株などへの買いが先行して
寄り付きました。
前場の引け前には取引時間中に発表された
中国の9月の消費者物価指数(CPI)が
市場予想を下回るなど、世界景気の先行きに対する
不透明感が改めて意識されることで下げに転じる場面もありましたが、
自律反発の動きも伴い、後場は上げに転じました。
先物に継続的な買いが入ることで、現物株にも買いが広がり
本日の高値で引けました。
動きとしては130円を超える堅調な動きですが、
前日までの大きな下げに対する自律反発の領域内と考えられ、
すぐに買いであげていく相場がくるというのは現実的に無理のある状況です。
もう一段の上昇を確認して一時的なトレンド転換になることを
確認した上で、短期の買いだと決め込んでトレードに入る戦略が必要です。
東証1部の売買代金は概算で2兆1030億円で、本日も2兆円超え、
売買高は22億9705万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1414で、
値下がり銘柄数は335、変わらずは83でした。
テクニカル的には前日のキャンドルに包まれる持ち合い、
200日移動平均線の下に留まっています。
RSIが20前で急激に引き返して、売られ過ぎの指標であることを証明してくれましたが
まだ本格的に上昇するには200日線の壁を早く突破することが求められます。
■各市場の動き
日経:15,073.52 +137.01 15日
NYダウ(ドル) 16,315.19 -5.88 14日
ドル/円:107.29 – .32 +0.05円安 15日