2014年10月20日日経概況の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前週末比578円72銭(3.98%)高の1万5111円23銭でした。
今年最大の上げ幅はで、2013年6月10日以来、
上昇としては1年4カ月ぶりの大きさでした。
前週末には米国景気への懸念が後退したことで、
米国株が大きく反発、
NYダウが前日比263.17ドル高の1万6380.41ドルと7日ぶり反発、
ナスダック総合指数は41.048ポイント高の4258.438ポイントと続伸しました。
為替市場では円高基調が一服、
円高に一服感が出たこと為替相場では少し円安が進
み1ドル106円まで進みました。
その後、現在は107円台で推移しています。
米国市場の堅調な動きと円安基調に加え、
先週末まで想定以上に大きく下げていたことで
自律反発のタイミングにきていた流れを素直に受け入れ、
買いが先行して始まりました。
18日付の日本経済新聞で
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の
国内株式の運用比率の目安を12%から20%台半ばに
大幅に引き上げると報道されたことでさらに買いが進みました。
上値を重く押さえられることもなく、
本日の高値で引けました。
本日の動きで本格的な上昇に転じたとは判断しかねない状況で、
自律反発の域をまだ出てないと判断されます。
明日も本日の高値を抜いてくる上昇を見せると
当分の戻り基調にはつながると考えられるため、
保持する長期の空売りは保持したまま、
短期の買いを実施する戦略でいいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆3186億円と
前週末の水準を下回ったことが懸念材料に残っています。
売買高は23億7962万株で、
東証1部の値上がり銘柄が全体の98%を占めています。
テクニカル的には今日の上昇で10月15日ー16日開いた空を埋めて、
200日線をタッチするところまで戻りました。
テクニカルだけで判断するなら200日線に上値を抑えられ
反落する可能性のある形なので、やはりもう一日勢いを確認する
期間を持ちたい相場です。
■各市場の動き
日経:15,111.23 +578.72 20日
NYダウ(ドル) :16,380.41 +263.17 17日
ドル/円:107.06 – .08 +0.64円安 20日