2014年10月23日の東京株式市場は反落しました。
終値は前日比56円81銭(0.37%)安の1万5138円96銭でした。
方向感を欠いている動きの中で、底堅さを確認することが
できた1日でした。
欧米の株式市場はまちまちな動き。
ロンドン株式市場は続伸でFT100種総合株価指数が
27.40ポイント(0.43%)高の6399.73、
NY市場は下落でダウ平均は153.49ドル安の16461.32、
ナスダックは36.63ポイント安の4382.85で引けました。
為替市場では為替が1ドル=107円台前半で小動き、
米国株式市場の状況を引き継ぎ、
朝方から売りが先行しました。
朝方は自動車や情報通信など主力業種を中心に
売りが先行した結果、日経平均株価の下げ幅が一時130円を超えました。
買い戻され、小幅高に転じる場面もありましたが、
再び売りに押され、反落で引けました。
23日にはユーロ圏の10月の購買担当者景気指数(PMI)が
発表されるため、様子見ムードも強くなっています。
上値は重いものの、底値が堅い形になっているので、
戻りを試す銘柄に関しては、買い目線で取り組んでいいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で1兆7730億円で、
2兆円を下回りました。
売買高は20億1418万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1183と、
全体の6割超。
値上がりは534、変わらずは117銘柄でした。
テクニカル的には1万5,2000円付近にギャップが存在して、
その付近に近づくと戻り待ちの売りが大量に出てきて、
上値が重くなっています。
しかし、直近のパーティションでみると200日線を
挟んで攻防が続いており、本日の動きでは200日線が
支持になっていることを表しています。
■各市場の動き
日経:15,138.96 -56.81 23日
NYダウ(ドル) :16,461.32 -153.49 22日
ドル/円:107.24 – .26 +0.29円安 23日