2014年11月12日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前日比72円94銭(0.43%)高の1万7197円05銭でした。
連日の高値更新で市場には先高観が強くなっています。
前日の米国市場は始終方向感のない展開になりました。
NYダウ平均は1.16ドル高の17613.74ドル,
NASDAQは前営業日比8.94ポイント高の4660.56ポイントでひけました。
S&P500も過去最高値を更新し
前日比1.42ポイント高の2039.68で引けました。
連日の最高値更新となっている米国市場に加え、
為替も1ドル115円台、昨夜は一時116円台をつけるなど
円安基調が継続しており、良好な外部環境を背景に
日経も朝から続伸の観測が強く、相場は素直に反応しました。
高値では1万7,443円まで進みましたが、
短期の利益を確定する動きが出て、
上髭の長い陰線で引けました。
上値が重い動きで一回くらい調整があるタイミングとみていいでしょう。
本日で利益確定サインがでている銘柄も多いですが、
相場が強い時は早めの反転か、陰線を作りながらの上昇もあるため、
全部ではたく一部の利益を取って損失は打ち消した後、
次の転換で再び買い増しを入れる戦略で行きたいところです。
東証1部の売買代金は概算で3兆2703億円で
昨日よりは商いが大きくなりました。
売買高は31億2037万株で、続伸にも関わらず
東証1部の値上がり銘柄数は全体の30%、
値下がりが65%でした。
テクニカル的には空を空けて大きく上昇した後は
上昇分を縮小させる上髭の長いローソクを形成しました。
普通なら天井とみる形ですが、
強い相場ではさらなる上昇につながる可能性があるので
反転した銘柄を急いで空売りをするなどの行動は
まだ取らなくても大丈夫です。
■各市場の動き
日経:17,197.05 +72.94 12日
NYダウ(ドル) :17,614.90 +1.16 11日
ドル/円:115.46 – .48 -0.33円高 12日