2014年12月10日の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は前日比400円80銭(2.25%)安の1万7412円58銭でした。
順調に上げ幅を拡大してきた2週間前の状態に戻りました。
下げ幅を大きくしたのは外部環境の悪化と、
心理的な要因でした。
外部環境の1つ、欧米の株式市場は下落。
ロンドン株式市場はFT100種総合株価指数が
142.68ポイント(2.14%)安の6529.47と急落、
1カ月ぶりの安値になりました。
米国市場はまちまちでNYダウ平均は51.28ドル安の17801.20、
ナスダックは25.77ポイント高の4766.47で引けました。
外部環境の悪化2、為替市場のドル高・円安基調の一服です。
1ドル119円半ばまでの円高進行により
輸出関連株のトヨタやファナックなど
日経平均への影響が大きい値がさ株全般が下げました。
心理的要因は急激な上昇に伴い1万8,000円を場中にでも
達成したという達成感で利益確定が出やすい環境でした。
昨日お伝えしたとおり、
今週中は調整する動きが続いていくと見られます。
利益確定のサインが出た銘柄が多いタイミングなので、
一旦は持っている利益をしっかり自己資金として確定する
動きにするのがよいでしょう。
マスコミなどで色々騒がれますが、
次の上昇のためには必ず通る調整ですので、
落ち着いて対応しましょう。
東証1部の売買代金は2兆8514億円で大きな商いになりました。
売買高は25億4380万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1473で全体の約8割、
値上がりは285、変わらずは90銘柄でした。
■各市場の動き
日経:17,412.58 -400.80 10日
NYダウ(ドル) :17,801.20 -51.28 9日
ドル/円:118.87 – .88 -0.79円高 10日