2015年7月29日の東京株式市場は小幅に4日続落しました。
終値は前営業日比25円98銭(0.13%)安の2万0302円91銭でした。
欧米市場の株高や3日続落の反動を受けて
朝方は買いが先行しましたが、
ファナックなどの値がさ株がさえない決算発表をした結果
市場全体が足を引っ張られました。
しかし、形は目先の底から抜け出す形を演出しているので、
テクニカル的に注目する価値はあります。
前日の米高市場は大幅な反発になりました。
ダウ 30種平均は 大きく反発して
前営業日比189ドル68セント(1.1%)高の1万7630ドル27セント、
ナスダック市場も反発して
前営業日比49.430ポイント(1.0%)高の5089.206で取引を終えました。
原油先物相場がひとまず下げ止まったこと、
前日まで5日感大きく下げた結果、自律反発が入り安い環境であったことで、
大きく買われました。
日本市場は欧米市場の株高や前日までの3日続落の反動を受けて
朝方は買いが先行して始まりました。
しかし、その流れは長続きしませんでした。
ファナックや東エレクなどの機械系の株が28日に
業績予想を下方修正した結果を受けて大きく値を下げました。
その影響で、機械、電気機器などの主力株に売りが入り
上昇幅は消えてしまい、マイナス圏に沈みました。
下値では押し目を拾う動きもみられた結果下げ渋りましたが、
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を
30日未明に控えていることで様子見ムードも強く、
結局膠着する形で引けました。
ファンダメンタル的にはこれといった材料が見当たらない中、
テクニカル的には75日線をひげでタッチした後、25日線を越えようと
頑張っていることで反発の兆しは見え始めています。
当分、決算結果を好感した個別銘柄の物色が強い
膠着相場は続きそうです。
東証1部の売買代金は概算で2兆4597億円、
売買高は20億3392万株で、商いも膠着した雰囲気。
東証1部の値下がり銘柄数は847、値上がりは920、
変わらずは116でした。
■各市場の動き
日経平均(円):20,302.91 -25.98 -0.13%
NYダウ(ドル):17,630.27 +189.68 +1.09%
ドル(円): 123.65-70 +0.01円安 +0.01%
ユーロ(円): 136.45-48 -0.29円高 -0.21%