皆様の中には楽しみにしていたのに、と多くのご意見が寄せられた日経概況。約半年のお休みをいただき、復活することといたしました。今日はないの?なんて日もあるかもしれませんが、できるだけ、皆様のご期待に添えるよう掲載してまいりますので、日々の総括としてご一読いただければと思います。
【市場の総括】
2024年6月4日の東京株式市場は3営業日ぶりに反落しました。終値は前営業日比終値は前日比85円57銭(0.22%)安の3万8837円46銭。前日に心理的な節目の3万9000円近辺まで上昇していたため、戻り待ちの売りや利益確定売りに押されました。
||米国市場は反落
前日の米株式市場は反落。ダウ指数は反落して前週末比115ドル29セント(0.29%)安の3万8571ドル03セント、ナスダックは4営業日ぶりに反発して93.655ポイント(0.55%)高の1万6828.670、S&P500種も反発して5.89ポイント(0.11%)安の5283.40で取引を終えました。
同日発表されたISM製造業景況感指数が市場予想を下回り、景気の減速が懸念されました。先週末に1年ぶりの上昇幅を記録したダウ指数は反動で利益を確定する動きが優先される動きが続きました。
【 今後の投資戦略】
日経平均は値動きの荒さが目立ちましたが、終わってみると85円安と意外と落ち着いているように見えます。
上昇・下落の銘柄数でも拮抗して市場は迷いに入っている様子です。注目するポイントは下落したものの、底値が硬いというです。拮抗するというのがそれを物語っているといえるでしょう。
明日からはさらに様子見が広がる可能性があります。主要なイベントが木曜から続くからです。6日にECB理事会、7日には米国の5月雇用統計の発表が予定されています。
最も強い影響を与える雇用統計の発表が控えている分、様子見が続く中で注目する分野は値動きが活発にななりやすいグロース系の銘柄です。
来週以降に注目が高まるので、今のうちに物色に時間をかけておくのもよいでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 38,837.46 | -85.57(-0.22%) |
TOPIX | 2,787.48 | -10.59(-0.38%) |
為替(日本時間 15:00) | ||
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ドル・円 | 156.15 - 156.17 | -0.96(-0.61%) |
ユーロ・円 | 170.25 - 170.27 | -0.05(-0.02%) |
ユーロ・ドル | 1.0902 - 1.0903 | +0.0063(0.58%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 38,571.03 | -115.29(-0.29%) |
S&P500種 | 5,283.40 | +5.89(0.11%) |
ナスダック | 16,828.670 | +93.655(0.55%) |
債券・金利 | ||
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米10年国債(%) | 4.383 | -0.117 |